パラグアイ邦人殺害、現金目的か 事件前に引き出した33万円不明

パラグアイ・ピラポ、アスンシオン

 【サンパウロ共同】パラグアイ南部イタプア県ピラポの住宅で日本国籍の男性2人が殺害された事件で、地元メディアは7日、事件前に被害者のうち1人が銀行から引き出した1600万グアラニ(約33万円)の行方が分からなくなっていると報じた。捜査当局は何者かが現金を奪う目的で襲ったとみて調べている。

 日系人団体などによると、2人は岩手県出身で60~70代のスガワラ・タケミさんと弟のツタエさん。報道によると、2人のどちらかが事件前の5月24日、銀行から現金を引き出したが、事件現場などからは見つかっていない。

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