木下大サーカス広島公演(中国新聞社主催、中国新聞社会事業団特別協力)のテントが、広島市西区観音新町の広島マリーナホップ特設会場に完成した。公演は15日に開幕する。
赤を基調としたテントは広さ約1800平方メートル、高さ約18メートル、最大幅51メートルの楕円(だえん)形。3年前に新調し、広島では初めて披露された。
団員たち約100人が2日間で設置。鉄柱約130本やベルト約360本を地面にくいで打ち込み、雑巾でテントを拭いて設営を進めた。リハーサルが始まる13日までに客席などを整える。
木下唯志社長は「天候に恵まれ、作業は想定以上に順調。3年前の公演での新型コロナウイルス禍の苦労がうそのように、良い雰囲気が広がっている。パワーアップした演技を見てほしい」と呼びかけた。
公演は9月9日まで。広島公演事務局☎082(532)0045。