早田ひな、エースに2冠獲得のチャンス到来 張本智和との混合ダブルスは優勝に王手、シングルスは日本勢での争いか【WTTコンテンダー ザグレブ】

卓球の「WTTコンテンダー ザグレブ」は8日、女子シングルスの準々決勝が行われる。世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)は同13位の鄭怡静(台湾)と対戦する。

◆早田ひな、平野美宇との“黄金世代対決”をフルゲームの激闘で制す 張本智和との混合ダブルスは制覇、日本のエースが2冠に王手

■木原が韓国エースを撃破

今大会は中国勢が不在のなか、早田は第1シードとしてシングルスにエントリー。1回戦のレア・ラコヴァッチ(クロアチア)相手には第1ゲームこそ17-15でもつれたが、その後は寄せ付けずにストレート勝ち。迎えた2回戦では大藤沙月(ミキハウス)との同士討ちを3-1でものにし、順当にベスト8まで勝ち進んだ。

今回早田の対抗馬とみられていた世界ランキング7位のシン・ユビン(韓国)が、1回戦で木原美悠(木下グループ)にフルゲームの末敗れた。日本勢では平野美宇、張本美和(ともに木下グループ)、木原の計4選手がベスト8まで勝ち進んでおり、この中から優勝者が現れる可能性が十分にある。

また、早田は張本智和(智和企画)と組む混合ダブルスではすでに決勝進出を決めており、シン・ユビン、イム・ジョンフンの韓国ペアと決勝を迎える。シングルスで鄭怡静を退けたうえで、2冠獲得への一歩として混合ダブルスを制したい。

第1シードとして挑んだシングルスで順調に勝ち進み、混合ダブルスでも優勝目前の早田。日本のエースがザグレブで2冠を獲得し、パリ五輪へ向けて大きな足跡を残すことができるか。

◆早田ひな、平野美宇との“黄金世代対決”をフルゲームの激闘で制す 張本智和との混合ダブルスは制覇、日本のエースが2冠に王手

◆早田ひな、孫穎莎も評価した成長の跡「勝てて幸運だった」 世界女王が見せた振る舞いも注目「握手の際にラケットで……」

◆早田ひなは「孫穎莎を追い抜くかもしれない」 中国メディアが警戒 伊藤美誠、平野美宇との違いも分析「彼女は明らかに…」

© 株式会社Neo Sports