児童の下半身診察で教育委員会など謝罪 「プライバシーや心情に配慮できず」 群馬・みなかみ町

みなかみ町の小学校で、健康診断の際に児童が男性医師から下半身を見られたなどの相談が学校などに寄せられた問題で、7日夜、保護者説明会が開かれ、教育委員会などは「プライバシーや心情に配慮できていなかった」と謝罪しました。

この問題は、今月4日にみなかみ町の小学校で行われた健康診断で、男性医師が児童の下半身を見たなどという相談が学校などに複数寄せられたものです。医師は7日夜に開かれた保護者説明会で、許可を得ず下半身を見たことを謝罪した一方で、必要な行為だと主張しました。

「パンツを開いてぱっと見ただけですけど、成熟と成長のバランスが崩れてくるのはこの時期に出てくる。それを見るためには、二次性徴がどう出てきたかを見て行くのが非常に大事。」(医師)

学校や教育委員会はこの行為について「児童のプライバシーや心情に配慮できていなかった」と謝罪した上で、今後、学校医を交代するほか、健康診断の具体的な内容を保護者と児童へ事前に伝えることなどを徹底する方針です。

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