子どもの習い事にかけられる費用はいくらぐらい? ボリュームゾーンは1カ月あたり「5000円~1万円まで」

習い事をさせる目的は「体力・運動能力の向上」が1位 ※画像はイメージです(Monet/stock.adobe.com)

オンラインイラスト教室を運営する株式会社アタム(東京都港区)は、このほど「小学生の習い事」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査によると、小学校のお子さんに習い事をさせる目的は「体力・運動能力の向上」が1位となりました。みなさんが、小学生の習い事にかけられる費用はひと月あたりいくらぐらいなのでしょうか。

調査は、小学生のお子さんに習い事をさせている全国の20~50代以上の保護者357人を対象として、2024年4月~5月の期間にインターネットで実施されました。

習い事の決め方(提供画像)

はじめに、「習い事の決め方」について複数回答で答えてもらったところ、「子どもの希望」(239人)が圧倒的多数となりました。ほか、「親の希望・親からの提案」(71人)、「周囲の評判・影響」(60人)といった回答も上位に挙げられました。なお、複数の決め方を回答した人も多いため、実際には「子どもの希望だけ」「親の希望だけ」で決めることは少なく、上記の項目を組み合わせて決めた人が多いと考えられます。

習い事の数(提供画像)

また、「習い事の数」については、「1つ」(39.5%)と「2つ」(36.7%)で8割弱を占め、平均は「1.96個」となりました。

続けて、「習い事をさせる目的」を複数回答で教えてもらったところ、1位は「体力・運動能力の向上」(143人)」でした。以下、2位「学力向上や受験準備」(58人)、3位「得意分野を見つけてほしい」(53人)、4位「将来役立ててほしい」(52人)と続き、何らかの能力を伸ばす目的で習い事をさせている親御さんが多数いることが分かりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

習い事をさせる目的(提供画像)

【1位:体力・運動能力の向上】
▽スポーツ能力の向上、身体づくり(20代女性)
▽基礎体力を上げて、スポーツを本格的に始める際の選択肢を増やすため(30代男性)

【2位:学力向上や受験準備】
▽高校受験に向けて、学校の勉強だけでは不安なので(30代女性)
▽学力向上や学習面での苦手克服(40代男性)

【3位:得意分野を見つけてほしい】
▽少しでも得意なことを増やしてあげたい(40代女性)
▽子どもが持って生まれた能力を発見するため(50代以上男性)

【4位:将来役立ててほしい】
▽将来の職業選択に役立つように(40代男性)
▽将来、子どもがしたいことをできるようにするため。選択の幅が広がるように(30代女性)

習い事にかけられる費用(提供画像)

また、「習い事にかけられる費用」については、「~1万円」(36.5%)、「~2万円」(21.0%)などに回答が集まり、平均は月「1万9247円」、ボリュームゾーンは月「5000円~1万円まで」となりました。ただし、この金額は実際にかけている金額ではなく「許容できる金額」なので、いくらでも出せるという回答もありました。

最後に、「習い事を辞めさせたいと思うとき」について複数回答で答えてもらったところ、ダントツは「子どものやる気が低下している」(215人)でした。ほか、2位「経済的な負担が大きい」(57人)、3位「期待した成果が出ない」(36人)、4位は「送迎・お世話係が負担」(29人)といった意見が挙げられ、以下のようなコメントが寄せられました。

習い事を辞めさせたいと思うとき(提供画像)

【1位:子どものやる気が低下している】
▽サボり始めたとき(20代男性)
▽本人が真面目に取り組まないとき(30代男性)
▽子どもが行くのを嫌がったとき、一時的ならよいですが、ずっと嫌がるなら辞めさせようと思います(40代女性)

【2位:経済的な負担が大きい】
▽家計の負担が大きいとき(20代女性)
▽出費がかさんだ月は、家計がきつくなり少し思う(30代女性)
▽衣装などにお金がかかるときです(40代男性)

【3位:期待した成果が出ない】
▽思ったような成果が出ないとき(30代男性)
▽あまり身についていないと感じたとき(40代男性)
▽伸びが見られない(50代以上女性)

【4位:送迎・お世話係が負担】
▽送り迎えが大変(30代女性)
▽休日の送り迎えなどが多いとき(30代女性)
▽大会などのお付き合いが負担になるときがあります(40代男性)

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【出典】
▽アタムアカデミー
https://atam-academy.com/

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