中国重慶市発着の中欧班列、累計約1万6千本 113都市結ぶ

中国重慶市発着の中欧班列、累計約1万6千本 113都市結ぶ

重慶市発の中欧班列。(2023年11月6日撮影、重慶=新華社配信)

 【新華社重慶6月8日】中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」で重慶市を発着地とする列車の運行本数が累計約1万6千本近くに上り、輸送貨物総額が5300億元(1元=約22円)を超えた。運行本数と輸送量ともに拡大が続いている。

 重慶市政府の担当者によると、同市では輸送ネットワークの整備が着実に進み、重慶発の中欧班列は51路線を数え、欧州やアジアの113都市に通じている。中国西部地域と東南アジア諸国を結ぶ「西部陸海新ルート」や河川交通の大動脈「長江黄金水道」とも連携し、重慶の輸送ネットワークは欧州とアジアのより広い範囲をカバーするようになっている。

 同担当者は、中欧班列はますます成熟し、欧州、中央アジア、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場と効率的につながっており、資金や技術、人材の国境を越えた交流が加速するとの見方を示した。(記者/劉恩黎)

© 新華社