木ノ本嶺浩、“後輩ヒーロー”鈴木美羽にデレデレ「不可解なかわいさ」

左から木ノ本嶺浩、出口亜梨沙、鈴木美羽

特撮ドラマ「仮面ライダーW(ダブル)」(2009~2010)で照井竜/仮面ライダーアクセルを演じた木ノ本嶺浩と、現在放送中の「爆上戦隊ブンブンジャー」でブンピンク役を務める鈴木美羽が8日、都内で行われた映画『THIS MAN』の公開記念舞台あいさつに出席。木ノ本は、特撮ヒーローの後輩である鈴木のエピソードに思わず「かわいい」と漏らし、目じりを下げた。この日は、木ノ本とダブル主演を務めた出口亜梨沙、共演の小原徳子校條拳太朗、メガホンを取った天野友二朗監督も来場した。

本作は、不気味な都市伝説「This Man」に日本独自の解釈を加えたスリラー映画。田舎町で連続変死事件が多発し、被害者の共通点は、眉がつながった奇妙な風貌の男を夢の中で見ていたことだとわかる。男は「あの男」と呼ばれ、人々を恐怖に陥れていた。そんな中、夫・義男(木ノ本)と娘と幸せに暮らしていた八坂華(出口)の身近にも危険が迫る。

ついに公開を迎え、木ノ本は「半年くらいずっと映画のことを考えていたので、公開して離れていっちゃう寂しさもありつつ、どんな反応が返ってくるのか……」と期待を込める。刑事・天辻役の校條が「木ノ本さん演じる義男とは、とあるシーンで濃い絡みを……」と含みを持たせて明かすと、木ノ本も「濃厚な絡みを!」とアピールした。

そんなキャスト陣の印象を問われた天野監督は「木ノ本さんは、自分が出ていないシーンの読み合わせも真剣に見てくれて、帰りの電車で『あの芝居はこうだよね、ああだよね』とすごい意見をくれたりして、演じることが大好きな素敵な俳優さんだなと思いました」と称賛する。鈴木については「読み合わせの時にマネージャーさんがパソコンでメモを取ってくれて、僕が言ったポイントを必ず修正して次来てくれるから、勤勉なタイプの方だと思いました。どんどん良くなっていくのが、いち観客として楽しくて」と感心した。

作品にちなみ、不可解な体験を披露することになると、鈴木は「霊感がなくて幽霊とかまったく見たことないんですけど、小学生の頃、幽霊を見たことある体(てい)にしていました。幽霊見たことある人ってカリスマ性がある」と見解を交えながら幼少期を告白。木ノ本は「わかる! ちょっとセンスあるみたいなね」と共感しつつ、「かわいい。不可解なかわいさ」と目じりを下げた。

校條は「たくさんの人に観てもらいたくて発信するんですが、SNSをいつ更新しても1分以内に公式がリポストしてくるんですよ。早すぎて不可解。張ってるんすよ。ずっと見られているのかな? というくらい」とぶっちゃけ、会場の笑いをさらった。(錦怜那)

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