【宮島ボート・GⅠ宮島チャンピオンC】西山貴浩 ワースト級エンジンも「後輩のためにも魂を込めて」

気合十分の西山貴浩.

ボートレース宮島のGⅠ「宮島チャンピオンカップ開設70周年記念」が9日に開幕する。

西山貴浩(37=福岡)が手にした27号機は2連率36%。評価でいうとDランクだ。「全然ダメ。班では下がっていた。ピストンとかいろいろ替わっている。Dランクだけど、Eに近いでしょ」と渋い表情。

ただ、エンジン抽選運が悪いのは慣れっこ。「エンジンはワースト級だけど、初日は時間あるからひと通り調整はやってみる」と粘り強い調整で底上げを図る。

当地は通算4優出3V。2021年9月のGⅠ67周年記念、今年3月のGⅡモーターボート大賞ではきっちり予選を突破。「宮島は相性が良くて好き。前はドル箱水面だった」と自信をのぞかせる。

22年11月6日には福岡支部後輩で親交も深かった中田達也さんがレース中の事故で亡くなった水面でもある。「後輩のためにも魂を込めて走りたい。いい結果を残したい」と好走を誓った。

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