「ウイルス感染」とPCに警告画面、電話で指示され送金 兵庫県西宮市の女性が285万円詐欺被害

兵庫県警西宮署=西宮市津田町

 8日正午前、兵庫県西宮市の無職女性(77)が「パソコンの修理費名目などで285万円をだまし取られた」と県警西宮署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べている。

 同署によると、6日午後5時半ごろ、女性は自宅で使っていたパソコンに「ウイルスに感染した」という警告画面が現れたため、表示された番号に電話したところ、マイクロソフトのサービスセンター職員を名乗る男から「元に戻すにはカードを買って番号を伝えてください」などと言われたという。

 女性は近くのコンビニでプリペイドカード5万円分を購入し、男に電話で利用番号を伝えた。その後、パソコンのセキュリティー強化の手続きとして、女性は男に指示されるままパソコンを操作し、インターネットバンキングを使って280万円を送金したという。

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