高校ビッグフォーの一角…ソフトバンク育成ルーキー佐倉俠史朗が3軍戦で2ラン ドラ1左腕に「追い付け追い越せの勢いで」

4回1死一塁、右越えに2ランを放つ佐倉(撮影・穴井友梨)

◆交流戦・ソフトバンク3軍5―1四国アイランドリーグplus高知(8日、タマスタ筑後)

ソフトバンクの育成ドラフト3位ルーキー、佐倉俠史朗内野手(18)=福岡・九州国際大付高=が2ランを放った。

「8番一塁」でフル出場。4回1死一塁、初球のスライダーを引っ張り、右越え本塁打を放った。「1打席目(2回)の初球のスライダーを見逃して(相手から)狙っている感じがしていないかなと思って、スライダーを待っていた。入るとは思わなかったけど、いい感じで打てた」と振り返った。

大道典良3軍打撃コーチは「初球の変化球を打ったことに非凡なものを感じる」と評価した。

5日の中日との2軍戦(みずほペイペイドーム)では練習に参加。1軍の本拠地で汗を流し「よりモチベーションが上がった。練習でも野球に対する思いが一段上がった」と目を輝かせる。

高校通算31本塁打を誇る左の強打者。高校時代は同じビッグフォーとして騒がれた、ドラフト1位の前田悠伍投手(18)=大阪桐蔭高=は、6日の中日戦(みずほペイペイドーム)で6回無失点と好投。「活躍はうらやましい」とたたえた上で「ドラフトで確実に順位が付いているので、ライバル心というか、追いつけ追い越せの勢いでやるしかない。2軍、1軍という同じ舞台でやりたい」と強調した。(浜口妙華)

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