相生市立中の男子生徒自殺 第三者委が36件のいじめ認定「自殺に至る最も大きな要因」

2023年3月、相生市立中学校の男子生徒が自殺した問題で、原因を調査していた市の第三者委員会は2024年6月8日、複数の同級生から36件のいじめ行為があったと認定し自殺に至る最も大きな要因だったと結論づけました。

相生市立中学校の2年生だった男子生徒は2023年3月、自宅で自殺を図り、翌日に病院で亡くなりました。

市はその後、第三者委員会を設置し、自殺といじめとの関連を調べていました。
6月8日公表された報告書では男子生徒に対し、複数の同級生から暴力行為などを含む36件のいじめ行為があったと認定し、自殺に至る最も大きな要因だったと結論づけました。

また報告書では、教職員の間で男子生徒に関する情報が共有されていないなど、学校側の対応が不十分で、「いじめの傍観者になってしまっていた」などと指摘しています。

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