今夏での退団が噂されるレアルDFナチョ…契約延長オファーの返答期限は6月末まで?

レアル・マドリードがスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスに提示した契約延長オファーの返答期限は、6月末までとなっているようだ。7日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

現在34歳のナチョは、11歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、2010-2011シーズンのラ・リーガ第33節バレンシア戦でトップチームデビューを飾った。複数のポジションをこなすユーティリティな能力と高い安定感を武器に、クラブで貴重なバックアッパーとしての地位を確立し、これまでラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献。“白い巨人”で出場した公式戦は364試合に上り、16ゴール7アシストをマークしている。

今シーズンはクラブに負傷者が相次いだこともあり、キャリアハイとなる公式戦45試合に出場したナチョ。昨夏には退団が噂されながら最終的にクラブとの契約を1年間延長した同選手は、今夏に再び契約が満了を迎えることから、その去就に大きな注目が集まっている。

ナチョに対しては、インテルやアル・ナスルが関心を寄せていると報じられる一方、本人はメジャーリーグ・サッカー(MLS)への挑戦を希望しているとの噂も。そんななか、同紙によるとレアル・マドリードはクロアチア代表MFルカ・モドリッチとスペイン代表MFルーカス・バスケスとの契約延長交渉を進めており、すでに正式な承認が待たれる段階まで進行していると指摘。スペイン代表FWホセルとの契約延長も事実上確定していると伝え、ナチョにも1年間の新契約を提示していると主張した。

なお、クラブ側はオファーの返答期限を6月末に設定している様子。現代サッカーで稀有な存在となった“ワン・クラブマン”のナチョは、どのような決断を下すのだろうか。

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