WTTコンテンダーザグレブ2024<6月3~9日/クロアチア>
6月8日、混合ダブルス決勝で張本智和(20=智和企画)/早田ひな(23=日本生命)がイム・ジョンフン(27)/シン・ユビン(19=韓国)をゲームカウント3-2で下し、優勝を果たした。
混合ダブルス3位の日本ペアが同2位の韓国ペアと激突した決勝戦。
通算成績は2勝2敗だが、今年の対戦では張本/早田が2連敗を喫し、世界ランクでも逆転を許している。パリ五輪で有利なシード権を獲得するためにも絶対に勝たなければならない一戦。
先月の対戦では受け身になって敗れた日本ペアだが、今回は序盤からアグレッシブなプレーを見せる。
途中イムのミスのないドライブに苦しんだものの、最後はイムのチキータレシーブに対して張本がフォアカウンターを決めて、第1ゲームを先取。
第2ゲームは韓国ペアのペース。
日本としては張本の攻めを起点にラリーを優位に進めたいが、シンの巧みなレシーブに阻まれ、あまくなった返球をイムに攻め込まれてしまい2-11の大差で落とす。
しかし第3ゲームは早田が素晴らしいプレーを見せる。長短を混ぜたサーブでイムのレシーブミスを誘うとラリーでは鋭いバックハンドを披露。
終盤にはチキータレシーブでも得点し、日本がゲームを奪い返す。
続く第4ゲームは再び大差で奪われ、勝負の行方は最終第5ゲームへ。
前半0-3からの5本連取で日本ペアが逆転すると、その後も張本が強烈な横回転チキータ、ぶつ切りの下回転サーブでイムのミスを誘って得点。
最後も張本がチキータを決めて、韓国ペアにリベンジ。昨年10月のWTTコンテンダーアンタルヤ(トルコ)以来の優勝となった。
<WTTコンテンダーザグレブ 混合ダブルス決勝>
張本智和/早田ひな 3-2 イム・ジョンフン/シン・ユビン(韓国)
11-9/2-11/11-8/3-11/11-6