モドリッチPK弾のクロアチアがポルトガルを撃破、ユーロ初戦スペイン戦に弾み【国際親善試合】

[写真:Getty Images]

国際親善試合、ポルトガル代表vsクロアチア代表が8日に行われ、1-2でクロアチアが勝利した。

4日前のフィンランド代表戦を4-2で逃げ切ったポルトガルは、18日にチェコ代表とのユーロ初戦を控える中、C・ロナウドがベンチ入り。3トップにゴンサロ・ラモス、ベルナルド・シウバ、フェリックスとする[4-3-3]で臨んだ。

一方、4日前の北マケドニア代表戦を3-0で快勝したクロアチアは、15日にスペイン代表とのユーロ初戦を控える中、チャンピオンズリーグ決勝に出場したモドリッチが先発。コバチッチ、ブロゾビッチと共に中盤を形成した。

立ち上がりの主導権争いを経て7分、クロアチアがPKを獲得する。コバチッチがボックス内でヴィティーニャからボールを奪取したところで倒された。このPKをモドリッチが決めてクロアチアが先制した。

さらに11分、モドリッチのボレーで追加点に迫ったクロアチアは続く13分にはマイェルがGK強襲のシュートと攻勢をかける。

21分には左サイドを上がったグヴァルディオルが右足で際どいカットインシュートを浴びせた中、ハーフタイムにかけてもポルトガルに流れを渡さず1点のリードを保って前半を終えた。

迎えた後半、1点ビハインドのポルトガルはレオン、ジョタ、カンセロ、N・セメドの4選手を投入。すると開始3分に追いつく。ベルナルド・シウバのスルーパスを引き出したセメドがボックス右に侵入。最後はジョタが合わせた。

勢い付くポルトガルだったが、56分にクロアチアが勝ち越す。直前に投入されていたマリオ・パシャリッチの強烈なボレーがバーに直撃したルーズボールをブディミルが押し込んだ。

再び追う展開となったポルトガルは68分にヴィティーニャのミドルでGKリヴァコビッチを強襲すると、追加タイムにはFKの流れからルベン・ディアスがシュートに持ち込むも、ここもリヴァコビッチにセーブされてタイムアップ。

敗れたポルトガルは11日にアイルランド代表とのユーロ本大会前最後のテストマッチを戦い、勝利したクロアチアはスペイン戦に弾みを付けている。

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