『アクマゲーム』最終話、照朝(間宮祥太朗)がガイド(吉川晃司)に追い込まれてしまう

間宮祥太朗が主演を務める日本テレビ系日曜ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』。6月9日放送の最終回では、照朝(間宮祥太朗)がガイド(吉川晃司)に追い込まれてしまう。

本作は、2013年から2017年にかけて『週刊少年マガジン』(講談社)に連載された、メーブ原作、恵広史作画の『ACMA:GAME』を、日本テレビが仕掛ける大型プロジェクト企画として実写化したサバイバルエンターテインメント。

これまで、それぞれ「グングニルの消滅」「過去との決別」を賭けてアクマゲームを開始した照朝とガイド。ガイドの圧倒的な実力、そして他人の脳から記憶を読みとることができるという恐るべき悪魔の力を前に防戦一方の照朝は、ついに窮地に追い込まれる。

6月9日に放送される最終話では、後がない絶体絶命の照朝が人類の命運を懸けたラストゲームに挑む。「欲望は争いを生む。だから欲望を追い求めちゃいけない。欲望に飲まれた人を救ってあげられるような大人になってくれ」。これまでその父の言葉を胸に刻んで数々のアクマゲームを戦ってきた照朝。

このまま照朝が負ければ、初(田中樹)も、悠季(古川琴音)も、潜夜(竜星涼)も、紫(嵐莉菜)も……アクマゲームトーナメントの出場者は全員皆殺しにされ、さらにゲーム終了と同時にグングニルがG20を攻撃して世界は大混乱に陥ってしまう……。これまでの様々な想いが照朝の胸によぎる。みんなを救うにはゲームに勝つしかない。そのプレッシャーが、照朝の肩に重くのしかかる。

そんな照朝とは対照的に冷静沈着なガイドは、照朝の重圧を見透かしたように、「救ってみせろ、彼らの命を」と挑発!心をかき乱された照朝は勝負を急ぎ、ますます窮地に追い込まれてしまう。さらに、ゲームに勝って“悪魔の鍵”を1本残らず破壊するつもりでいる照朝に、悪魔ガドが驚愕の事実を突き付ける。

一方その頃、島からの脱出方法を探る毛利(増田昇太)たちは、海の向こうからやって来る謎のボートを目撃する。

「照朝、二人で話をしよう」父・清司(吉川晃司)から、自らの死を偽装してガイドとしてグングニル設立に至った経緯、そして、G20の首脳陣が集まるサミット会場への攻撃を行うことで争いの絶えることがないこの世界に終止符を打ち、新たな秩序をもたらし世界を正しく創り変える、という目的を聞き絶望する照朝。

「もう分からない。何のために戦うのかも」現実から逃れるかのように森の中をさまよう照朝。潜夜は「ねえ、てるりん。僕らのゲームは終わってないよね。やれることなら、きっとある。だろ?」と言い、そして仲間たちの想いが照朝を再び立ち上がらせる。

照朝は、窮地を脱するために毛利に伊達(福山翔大)とアクマゲームをすることを依頼する。アクマゲームの閉鎖空間はゲームを開始したプレイヤーが“部屋”と認識した範囲に生成されることを利用し、並外れた空間認識能力を持つ毛利によってガイドの部屋を除く島全体を閉鎖空間にすることに成功。閉鎖空間にいれば、グングニルの攻撃を受けることも、グングニルが外に攻撃を仕掛けることもできない。決勝戦も戦わないで済む。これ以上もう誰も傷つけさせない。

すべての決着をつけるため、ガイドとのアクマゲームに挑む照朝は召喚した悪魔ガドに「グングニルの壊滅」を要求。一方のガイドは「織田照朝の過去との決別」を要求する。ガドが用意したゲームは「三単究明~Word Investigation」。相手が任意に選んだ3つの単語を当てる究極の心理戦だ。慎重に3つの単語を選ぶ照朝。

「悪魔とは別に賭けをしないか?」。ガイドが提案した賭け。それは過去との決別のために1つずつの単語を当てた際に過去の物を奪うということ。1つ目は亡き母・麗華(遊井亮子)の形見のピアスを渡すこと……。照朝は受けて立つが、ガイドの圧倒的な実力、そして他人の脳から記憶を読みとることができるという恐るべき悪魔の力「記憶の共有」の前に防戦一方となり、1つ目の単語を当てられてピアスを奪われてしまう。「過去との決別とはそれまでの自分を破壊すること」さらに2つ目の単語も当てられてしまった照朝は、父の遺品として大切に持っていた時計も奪われてしまう。「過去に執着するのは弱さの表れだ。おまえも私のように過去を捨て去れ」完全無欠なガイドに手も足も出ない照朝は、あっという間に追い込まれてしまう。

そんな中、閉鎖空間を保ち続けるためにアクマゲームの決着を引き延ばそうとする毛利。しかし、人間観察を楽しむ伊達がわざと負けてゲームを終わらせてしまい、閉鎖空間が消滅。これで照朝がガイドに負ければ、グングニルは G20に攻撃を仕掛けてしまう。
(文=リアルサウンド編集部)

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