環境問題考える 茨城・那珂でフェス 活動展示やクイズ

風力発電の実験を楽しむ家族連れ=那珂市福田

環境問題を考えようと、茨城県那珂市福田の市中央公民館で8日、「環境フェスティバル那珂2024」(ピーチアザー茨城主催)が開かれた。多くの家族連れが訪れ、各団体の展示・販売やワークショップなど多彩な催しを楽しんだ。同フェスは9日まで。

会場には体験コーナーやワークショップ、飲食販売など約70団体がブースを設けた。環境保全団体や福祉団体などが日頃の活動内容や手作り作品を展示。クイズラリーも実施した。

ボランティアで参加した県立那珂高3年の紺野遥菜さん(18)は「授業でも大気汚染についてよく耳にしている。イベントを通して環境への意識が地域に根付き、自分も知識を深めて環境問題に取り組みたい」と話した。風力発電など再生可能エネルギーの実験を体験した市立菅谷西小4年の永井悠翔さん(10)は「風力発電はうちわであおぐのが大変だったが楽しかった。クワガタが採れなくならないように環境を大切にしたい」と語った。

主催者の一色真由美さん(55)は「たくさんの人に自分のできることを考え、行動するきっかけにしてほしい」と願った。

© 株式会社茨城新聞社