![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1172342247354532187/origin_1.jpg)
福島県と福島、会津若松、郡山、いわきの4市は8日、各市で熱中症の予防啓発イベントを行い、県民に熱中症対策の徹底や今月から運用を開始した県独自の避暑施設「ふくしま涼み処(どころ)」の活用を呼びかけた。
県によると、昨年5~9月に熱中症で搬送された人数は1840人で、過去最多に上った。梅雨の晴れ間や梅雨明け前など、体が暑さに慣れる前に気温が上昇するときは熱中症の危険性が高まることから、本格的な暑さを前に県と4市が合同で活動に乗り出した。
このうち福島市では「ふくしま涼み処」の協力店となっているダイユーエイトMAX福島店で実施。県職員と市職員、福島大の学生、市の観光PRキャラクター「ももりん」が来店客に啓発チラシやうちわ、氷嚢(ひょうのう)などを手渡し、熱中症への注意を呼びかけた。
ふくしま涼み処は1日、県内59市町村計1246カ所で開所した。公共施設をはじめ、スーパーやドラッグストアなどの民間施設が指定されている。特設ウェブサイトで施設の一覧や地図を確認できる。