ロンドン・シリーズの初戦はフィリーズが勝利 スアレスは10勝目

【フィリーズ7-2メッツ】@ロンドン・スタジアム

日本時間6月9日、「MLBワールド・ツアー」の一環として、フィリーズとメッツが対戦する「ロンドン・シリーズ」がスタート。その初戦は4回表に一挙6点を奪ったフィリーズが7対2で勝利し、4連勝で今季最多の貯金26となった。フィリーズ先発のレンジャー・スアレスは6回途中8安打2失点で今季メジャー最速となる10勝目(1敗)をマーク。メッツ先発のショーン・マナイアは4回表に崩れ、2本のアーチを浴びるなど4回途中7安打6失点で3敗目(3勝)を喫した。

初回にスターリング・マルテのタイムリー二塁打で先制されたフィリーズだが、4回表に打線が爆発した。まず一死走者なしからブライス・ハーパーがライトへの15号ソロを放って同点。ハーパーはサッカー選手がゴールを決めた直後のようなパフォーマンスを見せ、試合を盛り上げた。すると、そこから打線がつながり、二死1・2塁からエドムンド・ソーサのタイムリーで勝ち越しに成功。ウィット・メリフィールドの3号3ランで一気にリードを広げると、さらに二死2塁からカイル・シュワーバーのタイムリーで追加点を奪い、メッツ先発のマナイアをノックアウトした。

フィリーズ先発のスアレスは5回裏一死2・3塁から内野ゴロの間に2点目を失ったが、6回途中8安打2失点の力投。フィリーズは8回表にニック・カステヤノスの9号ソロでダメ押しの7点目を奪い、「ロンドン・シリーズ」の初戦を制した。サッカー風のパフォーマンスで試合を盛り上げたハーパーについて、フィリーズのロブ・トムソン監督は「彼はスーパースターだ。人々が自分のプレーを観にきていることを理解している」とコメント。ハーパーは「芝生でひざを傷めることだけが心配だったけれど、それは起こらなくてよかったよ」と笑ってみせた。

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