荒汐部屋力士と親子ら力くらべ 福島市で「荒汐フェス」 若隆元、若元春ら参加

土俵で力士との取り組みを楽しむ児童

 大相撲荒汐部屋の力士と交流する「荒汐フェス」は8日、福島市の福島トヨタクラウンアリーナ(市国体記念体育館)で開かれ、子どもたちが相撲の魅力に触れた。

 部屋には福島市出身の「大波3兄弟」や「丹治兄弟」が所属している。16日まで市相撲場で行われている部屋の福島合宿に合わせて市が企画した。大波3兄弟の長男若隆元(32)=本名・大波渡=と次男若元春(30)=本名・大波港=、丹治兄弟の兄大賀(21)=本名・丹治大賀=と弟丹治(18)=本名・丹治純=ら力士15人と荒汐親方(元幕内蒼国来)が参加した。

 若隆元らが小学生以下の子どもと押し相撲や腕相撲、綱引きなどで触れ合った。四股の踏み方や決まり手を紹介し、特設の土俵で子どもたちと相撲を取った。若元春との記念撮影会も開かれた。

 普段からテレビで取組を観戦しているという市内の佐藤新太朗さん(10)=杉妻小4年=は「お相撲さんは強くて、びくともしなかった」と目を輝かせ、地元出身の力士に「優勝を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

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