エレベーターに閉じ込められた子供ら助けた消防官に思わぬ批判=韓国ネット「あきれた論争」

6日、韓国・チャンネルAによると、エレベーターの中に閉じ込められた子供たちを救出した消防官に対し「懲戒にすべき」と批判の声が向けられ、物議を醸している。

2024年6月6日、韓国・チャンネルAによると、エレベーターの中に閉じ込められた子供たちを救出した消防官に対し「懲戒にすべき」と批判の声が向けられ、物議を醸している。

報道によると、停止したエレベーターの中で子供たちが座り込んでいると、消防官がドアをこじ開け、子供たちが安全に外に出られるよう手を取って誘導する様子を撮影した動画がSNS上に投稿された。

その時、消防官は子供たちに「出ろ」と声を掛けており、これを「消防官がなぜ子供たちにタメぐちで話すのか」「タメぐちがイラッとする」「(助けてくれたのは)ありがたいが、礼儀は別問題だ」などと問題視するコメントが付き、懲戒にすべきだとの声まで上がった。一方で「助けてもらったことに感謝すべき」「消防官はサービス業ではない」などの反論も出たという。騒ぎが大きくなり、動画は既に削除された。

現職の消防官らは、「こうした論争が起きること自体にげんなりする」といった反応を示している。ある消防官は「(子供たちに)『危ないから早く外に出ろ』と言ったのだろうと思う。(このような意見は)やるせなく、意欲もそがれる」とコメントしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「何でもかんでもいちゃもんをつけるやつがいる。小学生に大人が敬語を使わずに話して何が悪い?しかもこんな緊迫した状況で」「じゃあ小学生に『外にお出になってください』とでも言えというのか?まったく疲れる民族だな」「感謝もできない人間のほうこそ礼儀知らずだ」「これが論争になるってことにあきれる」「現場で奮闘し人命救助に努める消防官の皆さんに感謝。しょうもない言い掛かりをつけたことを代わりにおわびします」「小学生にタメぐちで話したらたたかれる時代になったのか。この国はどんどんおかしくなっていくね(笑)」など、怒りとあきれ声のコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

© 株式会社 Record China