4位阿波おどり 3位祇園祭 2位おわら風の盆 阪急交通社が推す日本の夏祭り 人気ランキング1位は

青森ねぶた祭 ※画像はイメージです(azuma/stock.adobe.com)

今年も日本各地で夏祭りが開催されます。株式会社阪急交通社(大阪市北区)は、同社が2023年に催行した夏祭り関連ツアーの申込者数を集計・ランキング化した「日本の夏祭りランキング」の結果を発表しました。同ランキングによると、同時期に東北内で複数の大きな祭りが開かれる「東北四大夏祭り」が1位に選ばれたそうです。

調査は、同社による2023年7月~9月開催の夏祭りツアー(発着地問わず)の申込数を対象として実施されました。そのほかの結果は以下の通りです。

▽日本の夏祭りランキング

日本の夏祭りランキング(提供画像)

【1位:東北四大夏祭り(青森県、秋田県、山形県、宮城県)】

東北四大夏祭り(提供画像)

1位を獲得したのは、同時期に東北内で複数の大きな祭りが開かれる「東北四大夏祭り」。「青森ねぶた祭」は、ねぶた(山車灯籠)が通りを練り歩く迫力ある祭りです。毎年新しく作られるねぶたの芸術的な美しさも見どころ。

「秋田竿燈(かんとう)まつり」では、約280本もの竿燈が通りを埋めつくします。大きいもので長さ12m、重さ50kgもある竿を一人で持つ姿、手のひらや肩、腰などに移し替える技などにも注目が集まります。

花笠を手にした踊り手たちが練り歩くのは「山形花笠まつり」。観客が踊りに参加することもできる「オープニング花笠輪踊りコーナー」「飛び入りコーナー」などもあります。

「仙台七夕まつり」は、日本三大七夕まつりのひとつ。2023年の時点で、コロナ禍前を超えるほどの人手となったそうです。

▽2024年の開催期間
青森ねぶた祭:2024年8月2日(金)~8月7日(水)
秋田竿燈まつり:2024年8月3日(土)~8月6日(火)
山形花笠まつり:2024年8月5日(月)~8月7日(水)
仙台七夕まつり:2024年8月6日(火)~8月8日(木)

【2位:おわら風の盆(富山県)】

おわら風の盆(提供画像)

富山県八尾町の風情ある街並みのなか、幻想的な踊りが三日三晩繰り広げられる「おわら風の盆」。「おわら」という言葉は、「おわらひ(大笑い)」や「おおわら(大藁)」、「おわらむら(小原村)」といった言葉からきているという説があります。また、「風の盆」の「風」は台風を意味し、台風を避け豊作を祈願するという由来があるとも言われています。

▽2024年の開催期間:2024年9月1日(日)~9月3日(火)

【3位:祇園祭(京都府)】

祇園祭(photoAC)

美しい装飾が施された山鉾(山車の一種)が通りを進む「山鉾巡行」でも有名な「祇園祭」。方向転換するさいに行われる豪快な「辻回し」では、大きな歓声が上がります。始まりは1100年前と歴史が古く、開催期間が1ヵ月にもおよぶ大規模な祭りです。山鉾巡行のほか、神輿洗(みこしあらい)、神幸祭(しんこうさい)、花傘巡行(はながさじゅんこう)などさまざまな行事が行われます。

▽2024年の開催期間:2024年7月1日(月)~7月31日(水)※山鉾巡行は7月17日(前祭)と24日(後祭)

【4位:阿波おどり(徳島県)】

阿波おどり(提供画像)

「ヤットサー!」の掛け声が響き、約10万人とまで言われる大勢の踊り手たちが、迫力ある踊りを披露する「阿波おどり」。徳島県の各所で行われ、演舞場、おどり広場などがある徳島県中心部が代表的な会場となっています。

▽2024年の開催期間:2024年8月11日(日・祝)~8月15日(木)
※8月11日は「THE・AWAODORI(旧前夜祭)」

【5位:五所川原立佞武多(青森県)】

五所川原立佞武多(提供画像)

青森県五所川原市の通りを人形灯篭「立佞武多(たちねぷた)」が練り歩く、「五所川原立佞武多」。高さ20mを超えるという大型立佞武多は大迫力で、「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声、お囃子や踊りも相まって祭りを盛り上げます。また、2024年の五所川原立佞武多は、1カ所から立佞武多を順次スタートさせる「吹き流し方式」に戻ることが話題となっています。

▽2024年の開催期間:2024年8月4日(日)~8月8日(木)

【6位:よさこい祭り(高知県)】

よさこい祭り(提供画像)

2023年には4年ぶりの通常開催となった、高知の「よさこい祭り」。鳴子を鳴らし前進する踊りであること以外の決まりがとくにないという自由さが魅力のひとつで、個性的な振り付け、衣装、音楽などが楽しめます。今や全国各地で開催される人気の祭りとなっていますが、本場高知では1万8000人もの踊り手が集まり、のべ100万人の人出で賑わいます。

▽2024年の開催期間:2024年8月9日(金)~8月12日(月)予定
※8月9日は前夜祭、8月10日11日が本番、8月12日が全国大会・後夜祭

【7位:盛岡さんさ踊り(岩手県)】

盛岡さんさ踊り(提供画像)

「来て、観て、魅せられ、加わるさんさ」がキャッチコピーの「盛岡さんさ踊り」。「サッコラー チョイワヤッセー」の掛け声が響く大パレードが繰り広げられます。5人のミスさんさ踊りが一般公募によって選ばれており、パレードの先頭で華麗な踊りを見せてくれます。最終日には、和太鼓同時演奏の世界記録を記念した「世界一の太鼓大パレード」や、観光客も自由に参加できる「大輪踊り」が開かれ、フィナーレを飾ります。

▽2024年の開催期間:2024年8月1日(木)~8月4日(日)予定

【8位:五山送り火(京都府)】

五山送り火(提供画像)

お盆の最終日8月16日に、先祖の霊を見送る儀式として行われる「五山送り火」。京都各地にある5つの山それぞれが午後8時から順に「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の形に点火されます。特に有名な「大文字」は京都市内各所から見れますが、京都御苑や賀茂川沿いなどが人気の観賞スポットとなっています。

▽2024年の開催期間:2024年8月16日(金)予定

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