ほころぶ花びらに気品 佐用・西新宿の花しょうぶ園、写真コンテストの作品も募集

気品ある花を咲かせるハナショウブ=おじいちゃんとおばあちゃんの花しょうぶ園

 初夏を彩るハナショウブが、兵庫県佐用町西新宿の「おじいちゃんとおばあちゃんの花しょうぶ園」で見頃を迎えている。紫や白、黄色の気品漂う花々が、来園者の目を楽しませている。

 同園は、西新宿地区の故池坂初美さんと美弥子さん(92)夫妻がハナショウブの植栽を始めたのをきっかけに、地域住民らが1999年にオープン。現在は7戸8人が水やりや除草などの管理をしている。

 ハナショウブは約1.2ヘクタールの敷地に170種約1万5千株が植えられている。今年も花付きが良く、すらっと伸びた茎の先で風に揺れる花びらが、園内を華やかに彩っている。

 岡山県から初めて訪れたという男性(78)は「花びらのもようがきれい。空気も澄んで、いい場所ですね」と話した。

 30日まで開園。午前9時~午後4時。入園料は18歳以上500円。同園代表の三枝正雄さんTEL090.8820.3715

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 おじいちゃんとおばあちゃんの花しょうぶ園では、写真コンテストの作品を募集している。

 昨年7月~今年6月末までに園内で撮影された写真が対象。A4か四つ切りサイズの未発表作品を1人2点まで応募できる。7月21日締め切り。(村上晃宏)

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