フキのトンネル大冒険/八戸・駒沢幼稚園児が畑訪問

フキのトンネルを探索する園児たち

 青森県八戸市の駒沢幼稚園(工藤由貴子園長)の園児23人が5月30日、同市是川の「岩舘りんご園」(岩舘英理園長)内のフキ畑を訪れ、自分の背丈よりも大きなフキの“トンネル”を探検した。

 岩舘りんご園副代表の岩舘岳さんによると、3アールの敷地に1万2千本もの秋田フキが群生しており、高さは平均150センチ、最大で180センチのものもあるという。

 園児たちはフキを揺すったり、においを嗅いだりしながらトンネルを進み、戻ってくるとはしゃぎながら「葉と茎でにおいが違った」や「たたいたらぽこぽこと音がした」と報告し合っていた。

 トンネルで遊んだあと園児たちは、教員らが刈り取ったフキを1本ずつ受け取り、友達と高さを比べたり、畑周辺を散歩したりした。刈り取ったフキは各家庭に持ち帰り、調理して味わった。年長組の橋向和歩(なお)ちゃん(5)は「縦に触るとつるつる、横に触るとざらざらしている。油揚げと一緒に炒めて食べたい」と笑顔で話した。

© 株式会社東奥日報社