フィリーズが「ロンドン・シリーズ」先勝 スアレス最速10勝目&ハーパーが大谷翔平に並ぶ15号

● メッツ 2-7 フィリーズ ○
<現地時間6月8日 ロンドン・スタジアム>

MLBワールドツアーの今季第4弾、イギリスの首都ロンドンで「ロンドン・シリーズ」2連戦が開幕。フィラデルフィア・フィリーズが初戦に勝利し、レンジャー・スアレス投手(28)が今季MLB最速の10勝目をマーク。ブライス・ハーパー内野手(31)は15号本塁打を放った。

フィリーズは1点ビハインドの4回表、一死からハーパーが15号ソロを放って試合を振り出しに。サッカー選手顔負けのセレブレーションで会場を盛り上げると、フィリーズ打線が爆発。エドムンド・ソーサの適時打やウィット・メリーフィールドの3号2ランなどこの回一挙6得点。打者一巡の猛攻で試合の主導権を握った。

援護を貰った先発スアレスは5回途中2失点の粘投。前回登板ではライナー打球が左手に直撃するアクシデントに遭って降板したが、予定通りローテーションを回って試合を作るピッチング。フィリーズは先発全員安打で同地区4位のメッツに快勝。2連敗のヤンキースに代わって30球団トップの勝率.703に到達した。

スアレスは今季13試合目の登板を終え、10勝1敗、防御率1.81という成績。勝利数、防御率ともにMLB全体トップの数字を記録している。また、ハーパーはこの試合4打数3安打、1本塁打、1打点の活躍を収め、今季成績は打率.276、OPS.919に上昇。ドジャースの大谷翔平、テオスカー・ヘルナンデスに並んでナショナル・リーグ2位の15本塁打をマークしている。

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