「犯罪都市4」イ・ドンフィ“マ・ドンソクからオファーの電話をもらって涙が出た”

写真=ABOエンターテインメント

俳優イ・ドンフィが、映画「犯罪都市4」に出演した感想を語った。

映画「犯罪都市4」(監督:ホ・ミョンヘン)に出演したイ・ドンフィは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区某所で行われたインタビューを通じて、映画に関する様々な話を語った。

「犯罪都市4」は、怪物刑事マ・ソクド(マ・ドンソク)が、大規模なオンライン違法賭博組織を動かす特殊部隊傭兵出身の悪党ペク・チャンギ(キム・ムヨル)とIT業界の天才CEOチャン・ドンチョル(イ・ドンフィ)に立ち向かい、再び帰ってきたチャン・イス(パク・ジファン)、広域捜査隊&サイバーチームと共に繰り広げる犯罪掃討作戦を描いた映画だ。

この日、イ・ドンフィは「『ブラザー』という映画でマ・ドンソク先輩と縁を結び、『犯罪都市4』に出演することになりました」とし、「バスの中でマ・ドンソク兄さんからキャスティングの電話を受け、『僕がやっていいものなのでしょうか?』と何度も聞き返した記憶があります」と語った。

続けて「『犯罪都市』パート1を観た時、胸が踊りました。何よりも出演俳優がとても羨ましかったんです。当時、チン・ソンギュ兄さんとは面識もなかったのですが、番号をもらって長文のメールを送りました。『この映画を通じて兄さんがかっこよく紹介されて嬉しいし、共演したい』と。その後、『エクストリーム・ジョブ』で会うことができて不思議な気分でした」と振り返った。

そして「『犯罪都市』パート1の打ち上げで、マ・ドンソク兄さんに『僕も新しい姿で挑戦してみたい』という希望を伝えたのですが、それを忘れていなかったようです。2017年にそのような会話をした後、かなり時間が経ってから『犯罪都市4』出演のオファーを受けました」と話した彼は、「バスの中でマ・ドンソク兄さんの電話を受け、感動して涙まで出ました。当時の僕はコメディで知られていました。サッカーで言えば、ゴールキーパーのポジションだった選手に、後半からフォワードとしてプレーするように言われたような感じでした。コメディの台本をたくさんもらっていた時期に、周りの反対を押し切って僕にチャンスをくれた方の一人がマ・ドンソク兄さんだったのです。本当にありがたい気持ちで、電話をもらってすぐに出演することにしました」と作品への愛情を語った。

IT業界の天才ヴィランのチャン・ドンチョルについて「コミカルな要素が1つもない人物です」と説明した彼は、「もちろん、パク・ジファン兄さんが客席を笑いの渦にするのを見て、羨ましい気持ちもありました。しかし、僕は新しい課題を与えられたと思い、『イ・ドンフィという俳優はこんなことも上手なんだ』と認めてもらわなければならない審判台に立っていると思いました。だから、この瞬間だけは役と台本だけに忠実になろうと思いました」と話した。

新しい雰囲気のヘアスタイルも目を引いた。イ・ドンフィは「ドラマ『捜査班長1958』と『犯罪都市4』が同じような時期に公開されます。2つの作品の中のキャラクターがはっきりと違うように見えなければならないと思ったので、髪型で差別化を図ろうと思いました」とつけ加えた。

残念ながら、彼が演じたチャン・ドンチョルは、マ・ソクドと一戦を交えることはなかった。彼は「マ・ソクドに殴られなくて残念ではないか?」という質問に、「僕も少しだけ『兄さんに一発殴られたいです』とアピールしたのですが、作品の起承転結や温度、リズム感を損なうかもしれないと思い、残念な気持ちを抑えました」と明かした。

演技の他にも、YouTubeコンテンツ「ピンゲゴ(言い訳で)」に半分レギュラーで出演して活躍している。これについてイ・ドンフィは「MSG WANNABEとして活動しながら、ありがたいことにユ・ジェソク兄さんに会い、映画のPRのために『ピンゲゴ』に出演したのが、僕の人生を代表するコンテンツになりました」と話した。

彼は「2024年の初めから顔を出していますが、恥ずかしいです。周りの方々が、今年『ピンゲゴ』が授賞式で大きな賞をもらうんじゃないかと言いますが、俳優が本業なので何を申し上げればいいのか分かりません。しかし、くださったらありがたく頂戴します。今後のコンテンツにも最善を尽くします」と伝えた。

「ピンゲゴ」では、学歴、大学の卒業証書を重視する姿がキャラクターとして定着した。これについては「誓って、学歴を気にする人ではありません。誓います」と強調しながらも、「でも、隠すことはできないですね」と話して笑いを誘った。

続けて「僕は文系だったなので、誰かが分析するように話したら、すごく信頼します。(カン・)ドンウォン兄さんが工科大学出身で、僕より数学に優れているような話を聞いていると、つい……」と笑った。

「だからといって、卒業証書の有無や学歴が重要だとは絶対に思っていません」と繰り返し強調したイ・ドンフィは、「でも、勉強ができる人に対する信頼は確かにあると思います。僕より勉強ができる人に対するリスペクトは確かにあります」とつけ加えた。

彼は今年初めにイ・ジェフンが設立した事務所COMPANY ONと専属契約を締結した。今回の「犯罪都市4」での活躍に対する代表イ・ジェフンの反応を尋ねると、「イ・ジェフンさんはまだ良いことばかり言ってくれています。所属事務所の代表の前でNGを出すこの状況にはまだ慣れていません」と話した。2人はドラマ「捜査班長1958」で共演している。

イ・ジェフンに対して「このような温かさは初めてです。所属事務所の代表が積極的に作品の広報もしてくれますし、最後まで応援してくれて、僕が撮った自主制作映画もサポートしてくれて、やっと居場所を見つけたような感じがします。前所属事務所の代表が寂しく思うかもしれませんが、本当にそうなんです」と感謝を伝えた。

また彼は「所属事務所に入って『兄さん、僕は自主制作映画をたくさん撮りたいです。利益が出る仕事でなくても大丈夫ですか?』と聞いたら、快く『自主制作映画から出た収益は会社と分けずに全部持っていくように』と言ってくれました。思う存分撮っていいと。積極的にサポートしてくれるという提案に、涙が出るくらい驚きました。俳優としての僕の自由を認め、尊重してくれる姿に感動しました」と話した。

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