「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:」結束バンドのキャスト4人が登壇したロック舞台挨拶のイベントレポートが到着

TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の劇場総集編として、「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:/Re:Re:」前編が公開中、後編が8月9日に全国にて公開となる。これを記念して、6月9日の“ロックの日”に結束バンドのキャスト4名が登壇する“ロック舞台挨拶”が実施された。

舞台挨拶には、青山吉能(後藤ひとり役)、鈴代紗弓(伊地知虹夏役)、水野朔(山田リョウ役)、長谷川育美(喜多郁代役)が登壇し、本作の魅力をたっぷりと語った。

以下、発表情報をもとに掲載しています

■イベントレポート

6月7日(金)に劇場公開初日を迎えた「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:」。この度、6月9日(日)“ロックの日”に、ロック舞台挨拶が実施され、青山吉能(後藤ひとり役)、鈴代紗弓(伊地知虹夏役)、水野朔(山田リョウ役)、長谷川育美(喜多郁代役)の4人が集結しました。

アニメを見たことのある観客が多い中、公開初日から盛り上がりを見せている前編の見どころについて聞かれると、鈴代は「全てが見どころなんですが、私が一番グッときたのは、最初の始まり方です。予想していた始まり方とは全然違っていて、まさに「劇場」総集編という作りになっていました。見どころだらけなので、ぜひ瞬きをせずに見てもらいたいです!自分自身、何回も聞いたセリフや何回も見たシーンでも初めて見たかのような気持ちになり、胸の中にスッと入ってくる感覚でした。初回の鑑賞をぜひ噛み締めて観てもらいたいと思います!」と、劇場総集編ならではの魅力をアピールしました。

さらに、オープニング「月並みに輝け」、エンディング「今、僕、アンダーグラウンドから」と新曲2曲を引っ提げて全国公開をスタートした本作で、歌唱をつとめた長谷川は「オープニングの「月並みに輝け」が配信されるにあたって制作陣のコメントがXに投稿されていて、その中に作詞を担当された樋口愛さんの“自分のことを天才だって思ってたこと、ありますか?そして天才じゃなかったんだって思ったこと、ありますか?でもその瞬間に、夢が現実に変わる気がするんです。”というコメントがあったんですが、私自身、挫折を経験した時から自分に自信が持てない感覚があったんですが、そのコメントを見た時に、あそこがスタート地点で今頑張って歩んでいっているんだと思えたら、凄く救われた気がしました。なので、この楽曲は聴いた人の背中を押してくれるようなものになっていると思います。」と楽曲へ熱いの想いを語ると、水野も「“変われなくても 代わりはいないから”という歌詞が凄く好き。」と思い入れのある歌詞について言及。長谷川は「歌詞も曲も良いので、いっぱい聴いて欲しいです!エンディングの「今、僕、アンダーグラウンドから」もすべてを観てから聴くと、より一層グッとくる最高のエンディングになっています。」と作品とマッチした新曲の素晴らしさについて熱く語りました。

そんな長谷川は6月7日に公開されたTHE FIRST TAKEで「ギターと孤独と蒼い惑星(ほし)」を歌唱。感想を求められた青山は「泣いた、、本当に良かった、、」と振り返りながら、「私の知っている育美さんでありながら、ちゃんと結束バンドのボーカル・喜多郁代役の長谷川育美でもあって、凄く痺れたし、『結束バンド LIVE-恒星-』など色々なものを経たリアルな結束バンドの活動と、アニメやマンガの結束バンドの活動が交差する瞬間を見届けられて、生きてて良かったと思いました…!」と感動を伝えた。そんな青山の感想を受けて長谷川は「結束バンドの喜多郁代としてあの場に立たせて頂いていたので、声が出なくなるかもと思うぐらい緊張感があったんですが、ひとりちゃんの歌詞をしっかり伝えたいと思って叫ぶように歌わせてもらいました。」とその時の想いを振り返りました。

さらに、日本中のアーティストらの注目を集め、常に話題にあがる「ぼっち・ざ・ろっく!」。アニメ放送から今日に至るまでの反響について水野は「私がめちゃくちゃ大好きなアーティストであるキタニタツヤさんがInstagramに載せてくださっていて、、まさか推しに推される世界線があるなんて、、」と喜びMAXな様子。さらに青山は「最近はAdoさんがSNSにあげてくださっていて、神が“神”と言ってくれていて、これはどういうことだ、、」と驚きとともにその喜びを語りました。

そして、ミニアルバム「結束バンド」の発売やZEPPツアー、ROCK IN JAPANへの出演と、結束バンドとしての音楽活動についても心境を問われると、青山「結束バンドの活躍ぶりに私達も頑張ってついていかないといけないと思っていますが、私達が下北沢のSTARRYからやってきた結束バンドというのは変わらないので、その気持ちを込めて、これからも「ぼっち・ざ・ろっく!」の音楽をみなさんに届けていければと思っています。」と今後の活躍への意気込みを語りました。

そんな本作をここまでともに作り上げてきた斎藤監督をはじめとした製作陣、スタッフ陣について、キャストを代表して青山は「アニメーションを作るにあたって、声優がやれることはほんの少ししかなくて、その他は全部クリエイティブのみなさんのおかげだと思っています。エンドロールにはたくさんの名前が並んでいますが、みなさんそれぞれが熱い想いを持ちながら制作してくれているからこそ、ここまで辿り着くことができましたし、私達声優陣も信じられないくらいの熱量をお芝居にぶつけさせていただいています。全員の燃えるハートでやらせていただいたものが、みなさんに熱いものとして届いているんだなと思っています。」と感謝を口にし、「全員に感謝したい!全員で製作陣にありがとうと言おう!!」と観客に語りかけると、会場からは大きな拍手が起こりました。

そんな熱い想いで作り上げられた本作をこれから観る観客へ、長谷川は「この作品を見るために劇場まで足を運んでくれることが凄く特別なことに思えて、本当にありがたいと思っています。こうして、『ぼっち・ざ・ろっく!』を好きな人が集まって観るのは凄く楽しいことだと思いますし、嬉しく感じています。TVアニメを見ていない人にも劇場総集編を観てもらって、ここから沢山の人に「ぼっち・ざ・ろっく!」の魅力が伝わったらいいなと思います!」とアピールしました。続けて水野は「何回もアニメを見ているのに、劇場だとさらに違う感動がありますし、大きな音響で浴びる「ぼっち・ざ・ろっく!」は本当に良いものなので、後編まで沢山見てもらえたら嬉しいです。」とコメント。そして、鈴代は「劇場総集編をやること自体、(もともとは)決まっていなかったことなので、こうして舞台に立てているのは奇跡だと思いますし、応援して下さっている皆様のおかげだと思います。自分の熱い気持ちは本編に詰め込みましたので、楽しんでもらいたいです!」と改めて感謝を口にした。最後に、青山は「私個人としても人生を変えてくれた作品でもあるので、みなさんにとってもこれからの長い人生の中で忘れられない思い出になって欲しいです。走馬灯で「ぼっち・ざ・ろっく!」と出てくるくらい大きな作品になってくれたら嬉しいなと思いますし、みなさんの人生の中でかけがえのない作品になってほしいです。」と、作品への愛を語り大盛況の中イベントは幕を閉じました。

(C)はまじあき/芳文社・アニプレックス


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