土田晃之 日テレ系『どうなの課』のTBS〝移籍〟に「これも古い芸能界のしきたりかな」

土田晃之

お笑いタレントの土田晃之が9日、ニッポン放送「土田晃之 日曜日のへそ」に出演。今年3月末に日本テレビ系でレギュラー放送が終了した「それって!?実際どうなの課」(中京テレビ制作)に酷似した番組が、TBSで放送された件について私見を述べた。

TBSで放送されたのは3日の「巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会」という特番。出演者も企画もナレーターもテロップの出方も「どうなの課」とほぼ一緒で、SNSでは「チャンネルが違うって何回も確認しちゃった」「びっくりしたけど、復活してくれたのはうれしいなぁ」などと話題になった。

同特番を見たという土田は「見てて局が変わってると思わなかった。『特番だからタイトル変えたのかな?』ぐらいのもんだったから」と驚きを隠さず。

その是非については「でも、なんか改めて考えたら、これも古い芸能界のしきたりってことなのかなと思っちゃって。権利の問題とかよく分からないけど、例えば血液型が流行って、どこかの局が血液型の番組作って、それが人気が出ると他局も血液型の似たような番組作るじゃん。それはアリなんだけど、丸々持って行くのはダメなのかなあ?とかなる。でも、僕ら出る側からすれば、めちゃくちゃありがたくない?」とタレント側の目線で意見を語った。

過去に視聴率がいいのに終わった番組も数あるそうで「違うところでやらせてくれるんなら、やりたいよなって番組、過去に何個かあるなと思って。権利とか分からないけど、もし(他局に移れないのが)『昔からのなんとなく』だったら、このご時世、その番組を高く評価してくれて『うちでやってくださいよ』がアリになるなら、テレビってもっと面白くならない?って思うから」と主張した。

続いて「今でこそ、事務所も変わってきてるじゃない。それこそ旧ジャニーズなんて、昔なんかやめたらなかなかテレビで見ることなかったけど、今はそんなことなくなってるし。そういうのが変わってきてるから、その辺のルールもどうなるのかなって」と番組移籍も芸能界の〝うねり〟の中での事象ではないかと指摘。

最後に「『テレビが弱くなってる』って言う人がいるなら、こういうのってアリでいいんじゃないのと思って。だからいずれ、どっかの局でやってた人気番組が途中で違う局に移ったりかしたら、面白くない?」「上の方とか大人の方がどうなってるか知らんけど、一視聴者からしたら楽しかったあの番組またやってくれるなら、局が違っても全然ありがたいけどねっていう。だからまた、『元気が出るテレビ』とかどっかでやってくれたら、ありがたいしね」と視聴者目線でもメリットを指摘していた。

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