大津・保護司殺人事件 再逮捕の男は被害者の死亡推定日から行方不明に

大津市の住宅で保護司の男性が殺害されて見つかった事件。今月8日、殺人の疑いで再逮捕された保護観察中の男は、男性が死亡したとされる先月24日から家出をし、行方不明になっていたことがわかりました。

この事件は、先月26日午後4時ごろ、大津市仰木の里東の住宅で、この家に住むレストラン経営や保護司として活動していた新庄博志さん・60歳が、鋭利な刃物で10カ所以上を刺され、殺害されているのが見つかったものです。

今月8日、殺人の疑いで再逮捕されたのは、大津市仰木の里に住む無職・飯塚紘平容疑者35歳。飯塚容疑者は、2019年にコンビニ強盗をし、保護観察付きの有罪判決を受けていて、殺害された新庄さんが保護司として飯塚容疑者の更生支援を担当していました。

警察の調べによりますと、飯塚容疑者は、先月24日に新庄さんと面談の予定があり、死亡推定時刻のその日の夜・午後7時ごろに新庄さんの自宅を訪れていたことが、門に設置されているカメラ付きのインターホンから判明しています。

また、この日の午前から、飯塚容疑者が家出をしたようだと、一緒に住む母親から警察に、27日に行方不明届が出されていたことが明らかになりました。飯塚容疑者は、翌28日に大津市内の路上で、ナイフを所持していた銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されています。なお、飯塚容疑者は殺人の容疑を否認しているということです。捜査本部では、事件の全容について、調べを進めています。

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