『DASH島電力化計画』自作の弓矢に天然の竹パイプ…島の道具で電線を舟屋までのばせるか?

TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏が6月9日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!2時間SP』に出演。自作の弓矢を使ってDASH島に電話線を引く作業を行った。

『DASH島電力化計画』の一環で、DASH島に通信手段を取り入れようという“電話プロジェクト”。ロープウェー上のバンブーデッキから舟屋までの約700m間に電線を引く作業。43日間かけ、ロープウェー終着駅から起点までの約200mまでは引くことができた。

ここからの作業を担当する国分。まずは倉庫跡から海沿いまで、うっそうと茂る森の中に電線を通していく。電線を地面に這(は)わせてしまうと作業の邪魔になったり動物にかみきられてしまったりするので、できるだけ高い位置に電線を通す必要がある。倉庫の上から森を見た国分は「ビューンっていく何かを考えればいい」と、森の上空を一気に通してしまう方法を考えていた。実際の架線工事でもペットボトルロケットが使われていたこともあり、有効な手段ではある。

国分が考えたのは、竹とワイヤーを使って手製の弓を作り、ガイドとなる釣り糸を括り付けた矢を飛ばして森を抜けさせる、という方法。一気に森を抜けようとしたものの思ったほど飛距離が出ず、20mほどの地点で途中で森に引っ掛かってしまった。そこで森の中の通路沿いなど開けた場所を狙って近距離に矢を放ち、距離を刻んでいくことにした。この作戦は見事成功し、3回矢を放って森を抜け、浜までたどり着くことができた。大仕事をやってのけた国分は「スゴくないですか、これ」「これは褒めて欲しいな~!」と達成感を感じていたが「(でも)誰も居ないんだよ…誰も居ないのよ。こういう時にまた…」と、リアクションを返してくれるメンバーがいなかったことをちょっぴり残念がっていた。

手製の弓

作業は城島にバトンタッチ。国分が浜まで運んだ釣り糸にロープをくくり付けて浜までロープを通し、さらにそこに電線を取り付けて、浜まで電線を引っ張ることができた。そこから水路のやぐらに電線をひっかけて舟屋の方面へと伸ばしていくが、ここでも難所が。それは島のちょうど真ん中、嵐や高波の影響をもろに受ける“洲”(す)の部分。むきだしの電線を這わせてしまうと断線の危険性が高い。そこで城島は竹を利用し、半分に割って中をくりぬき、その中に電線を通してフタをする、簡易的なパイプを使う方法を考えた。実際にパイプを作って設置し電線をのばしていった。

竹で電線を保護

しかし到底1日ではこの作業は終わらず、後日スタッフも作業を続け、なんとか洲の部分をクリア。さらに水路に沿って電線を設置していき、舟屋まであと少しの位置までのばすことができたが、舟屋までつなげるには最後にもう一度森を越えなくてはならない。作業を続行していた松岡の前に国分が持ってきたのが、先日大活躍していた手製の弓。「これは一回でいけたら最高」ということで、パワーのある松岡が矢を放つことになった。力強く放たれた矢は一発で森を抜け、松岡も「いったでしょう!」と手ごたえ十分。

電柱

こうして舟屋前まで届いた電線は、舟屋の2階に届けるために設置された丸太製の電柱で高い位置に張られ、計画開始から111日をかけて見事電線をつなげることができた。

舟屋までつながる電線

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写真提供:(C)日テレ

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