IT人材の転職活動でエージェントへの不満 3位「キャリアステップを理解していない」、2位「面談時間が長い」、1位は?

総合人材サービスを行うウィルオブ・ワークが運営するIT人材転職サービス「ウィルオブテック」は2024年5月23日、「ITエンジニアの転職活動」に関するアンケート調査の結果を発表した。

エージェントから紹介してほしい件数、「1件-20件」70.5%

<IT人材の転職活動で苦労した場面 3位「面接」、2位「転職エージェントの選定」、1位は?>の続きです。

調査では続いて、IT人材がエージェントをつかった転職活動をするときに、エージェントから紹介してほしいと思う求人数の目安を質問した。

すると、「10件未満」が30.3%、「10件ー20件」が40.2%、「20件ー50件」が18.3%、「50件ー100件」が7.5%、「100件以上」が3.7%となった。

ウィルオブ・ワーク「ウィルオブテック」より

続いて、「転職活動において苦労したのはどのフェーズだったか」の質問で(「IT人材の転職活動で苦労した場面 3位「面接」、2位「転職エージェントの選定」、1位は?」を参照)、「エージェントのキャリア面談に苦労した」と答えた回答者にその理由を聞いた。

その結果、「エージェントがエンジニアの技術についてあまり理解していない」が56.8%で最多になり、50%を超えた。次いで「面談の時間が長い」が50.4%、「エージェントがエンジニアのキャリアステップについて理解していない」が46.8%、「面談可能時間が日中が多く、業務後や休日に面談できない」が32.4%と続いた。

ウィルオブ・ワーク「ウィルオブテック」より

なお、この調査は2024年3月22日~3月29日、転職エージェントを利用した転職経験のある20歳~59歳のITエンジニア492人を対象に、オンライン上でのアンケート調査を行った。

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