西武・山野辺翔が意地のノーノー阻止打 指3本分バット短く握り「積極的にいきました」

8回1死、右翼線三塁打を放つ西武・代打山野辺(撮影・永田浩)

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神3―0西武(9日、甲子園)

敵地・甲子園が才木浩人のノーノー達成への期待感で盛り上がる中、記録阻止の一打を放ったのが代打の山野辺翔だった。

昨秋、宮崎でのフェニックスリーグで、日本シリーズ前の調整登板を行った才木と対戦経験があり「球も速いですし、フォークも鋭かった。それに負けないよう、積極的にいきました」といつもよりバットを指3本分短く握り、3球目の148キロストレートを振り抜くと、打球は右翼フェンスを直撃する三塁打。ただ勝利にはつながらず、11日からの本拠地6連戦での巻き返しへ向け「1打席1打席、ワンプレーワンプレー、集中してやっていきたい」と気持ちを切り替えていた。

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