ソフトバンク育成2年目の赤羽蓮、自身最長の6回を投げ無失点 無四球も今季初

6回5安打無失点と好投した赤羽

◆交流戦・ソフトバンク3軍0―3四国アイランドリーグplus高知(9日、タマスタ筑後)

ソフトバンクの育成2年目、赤羽蓮投手(20)が、自己最長の6回を投げて5安打無失点に抑えた。今季初めて四死球もゼロで「うまく投げることができた」と充実の汗を拭った。

初回、先頭打者を空振り三振。続く打者に中前打を許したが、後続を打ち取った。4回以外、毎回1安打ずつ打たれ走者を背負う投球だったが、制球よく投げて本塁を踏ませなかった。最速は146キロ。球数は64球で「ランナー背負って落ち着いて投げたら大丈夫と思って投げた」と振り返った。

188センチの長身から投げ下ろす最速152キロが魅力の右腕。今季から先発として登板する中、前回登板までの15試合で21四死球を与えていた。この日は、無四球。「今までスピードを出そう出そうと意識しすぎていたけど、今は力を抜いてバランス良く投げているのがつながっている」と手応え口にする。さらに「長いイニングを投げて試合を作っていく中で、ボール先行だとテンポが悪くなる。カウントを優位に持っていくことも意識している」と語る。

目標は、分かっていても打たれない真っすぐを投げること。「スピードだけではなく、球の質などにもこだわっていきたい」。さらなる高みを目指して、成長していくつもりだ。(浜口妙華)

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