相模原・緑区で太陽光発電所の電気ケーブル盗難 複数カ所で切断、被害額は約3千万円か

神奈川県庁(資料写真)

 神奈川県は9日、相模原市緑区の谷ケ原太陽光発電所で、直径1.2センチの電気ケーブルが計約2.7キロメートル分盗まれたと発表した。被害額は復旧工事費を含めて約3千万円に上るとみられる。県警津久井署が窃盗事件として調べている。

 県企業庁によると、同日午前9時ごろ、発電所周辺のフェンス1カ所が幅数メートルにわたり壊されていると警備会社から連絡があった。敷地内を確認したところ、送電用の電気ケーブルが複数カ所で切断され、持ち去られていたという。8日午後7時ごろの日没まで異常はなかった。

 太陽光発電は停止しているが、主に電力会社に売電していたため、停電などの影響は出ていないという。

© 株式会社神奈川新聞社