WTTコンテンダーザグレブ2024＜6月3～9日／クロアチア＞
6月9日、男子シングルス決勝で戸上隼輔（22=井村屋グループ／世界ランク19位）がA.ルブラン（20=フランス／同30位）にゲームカウント1-4で敗れ、準優勝となった。
当たり出したら手が付けられない2人は、これが初対戦。どんな打撃戦が繰り広げられるか、ファン注目の決勝となった。
序盤は強打にループドライブも交え、トリッキーに攻めるルブランのペース。4-11で先制される。戸上が十分な体勢でドライブを打てない展開が続き、6-11で第2ゲームも失う。
3ゲーム目も台上プレーから中・後陣での反撃もうまいルブランのペース。戸上は我慢のプレーで1点差まで迫るが、タイムアウト後に3連続失点し7-11で落とす。
あとがない第4ゲームは戸上がレシーブから攻め、さらにロングサーブで押し込み11-5で取り返す。
しかし長い不調から脱し、本来の輝きを取り戻した神童・A.ルブランに隙がなく、第5ゲームは再び劣勢。戸上は気持ちを切らさずに攻めるが、7-11で落として敗れた。
それでも戸上は、コンテンダー太原2023に続く準優勝を果たした。
なおパリ五輪で日本の難敵となるフランス男子は、エースのF.ルブランを欠きながらもシングルス・ダブルスでともに優勝。五輪開催国の強さを見せつけられる結果となった。
＜WTTコンテンダーザグレブ 男子シングルス決勝＞
戸上隼輔 1-4 A.ルブラン（フランス）
4-11/6-11/7-11/11-5/7-11
