ふくしま花火大会、今年は予備日なし 臨時バス乗務員不足

 7月27日に福島市で開催される「ふくしま花火大会」について、市などでつくる実行委員会は7日、荒天などによる予備日を設けないと発表した。例年運行していた臨時バスの乗務員不足が原因で、4月に始まった長時間労働を是正する残業規制の強化が影響した。

 花火大会では例年、福島交通(福島市)が会場とJR福島駅を結ぶ臨時便を運行している。従来通りに復路の臨時便を運行すると、翌日の同社の乗り合いバスの運行に支障が生じるという。実行委は復路用に貸し切りバスの確保も検討したが、利用者負担が倍増することなどから、荒天時には順延ではなく中止することを決めた。

 実行委は来年度以降の予備日について、「継続して検討していく」としている。

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