完熟メロンのバター発売 深作農園2年かけ開発 茨城・鉾田

深作農園が売り出した「フルーツスプレッド・メロンバター」

茨城県鉾田市台濁沢の農業法人深作農園(深作勝己社長)は、自社栽培の完熟メロンを使った新商品「フルーツスプレッド・メロンバター」を発売した。メロンの果肉とバター風味を堪能できるという。企画から商品化まで約2年をかけた。同農園によると、メロンバターの開発は国内のメロン農家で初めて。

メロン生産量日本一を誇る同市で営業する同農園が、生産農家の特性を生かし、付加価値のある商品の開発に取り組んだ。

メロンバターは青肉の完熟メロンを100%使用した。メロンの果肉をしっかりと残しながら、クリーミーで芳醇(ほうじゅん)なバターと組み合わせることで滑らかな仕上がりとした。

深作社長は「メロンの香りが引き立つ濃厚なバターのこくと風味を楽しんでほしい。鉾田のメロンの味をもっと知ってもらいたい」と話した。

「フルーツスプレッド・メロンバター」は1個640円(税込み)。問い合わせは深作農園(電)0291(39)8560。

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