キャリアチェンジしたい人必見!職業情報提供サイトjobtagがリニューアルしました。使いやすくなったポイントは?

厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」(愛称:job tag(じょぶたぐ))はご存じでしょうか。

job tagとは

job tagは企業の採用活動の支援や、求職者の就職活動に役に立つサイトで、以下を調べることができます。

・ どんな職業があるのがいろいろな切り口から探せる
・ その仕事はどんな内容なのか
・ どんなスキルや知識を持っていた人が働いているのか

job tagは、2024年3月に学生や企業の人事、キャリアコンサルタントなどたくさんの人々に活用できるようにリニューアルされました。

job tagのリニューアルポイント

以下ではjob tagのリニューアルポイントを紹介します。

使い方動画が追加されました

Job tagを初めて使う方向けに概要や職業情報の見方を動画で解説している動画が設置されました。
また企業の方向けへの使い方動画もありますので、採用活動や人材育成で使ってみたいと思っている人事・採用担当の方へもおすすめです。

IT分野の職業情報が増えました

IT系の職業の情報ページにITスキルレベルごとのタスク情報やスキルレベル別の給与データが追加されました。
IT業界で働きたいと思っている人にとっては、スキル別で確認できるのは良いポイントですね。

自己診断ツールの機能が充実しました

能力的特徴から適職を検索できる機能「職業適性テスト(通称Gテスト)」に新しいテスト項目が追加されました。
5種類の検査に加え、運動共応(眼と手・指を共応させて正しくコントロールする力)を測定できる「検査K」が登場しました。
こちらでさらに自分自身の適職を絞り込むことが可能です。
ベーシックな検査は10分程度でできます。
検査Kはベーシックな検査に追加し、さらに結果を絞ることが可能なので活用してみてはいかかでしょうか。

新しい職業が追加されました

Job tagではすでに500以上の職業の情報が掲載されていますが、今回のリニューアルで10職業追加されました。

●造船技術者(船舶の開発・設計)
● バイオマス発電プラントの設計
● UX/UIデザイナー
● アニメ制作進行管理
● プロスポーツ運営団体職員(企画・運営)
● 訪問介護のサービス提供責任者
● 障害者グループホーム世話人
● 汎用金属工作機械工(旋盤工、ボール盤工等)
● 自動車板金塗装
● 配電盤・制御盤等組立

さらに、職業情報の「しごと能力プロフィール」にも新しく「アビリティ(※後天的に獲得しにくく、かつ変化しにくい能力)」35項目が追加されました。
その職業には、どのような能力が必要なのか確認することができます。

教育現場でも使いやすくなりました

さらに、高等学校・専修学校・大学等の教育におけるjob tag活用ガイドブックができ、教育現場でも使いやすくなりました。
効率的な使用方法や活用事例を紹介しています。

最後に

今回は職業情報提供サイトのリニューアルについてご紹介しました。
個人での利用はもちろん、企業や支援者としての利用も可能で簡単に職業について調べたりできるので求職している知人がいればお勧めしたいです。
ジョブチェンジを考えている方や、自分にはどのような仕事が向いているのか迷っている、また採用を考えている企業の参考になれば幸いです。

<参考>
・ 厚生労働省「「job tag(職業情報提供サイト)」をリニューアルしました」

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