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Florence Tan
[シンガポール 10日 ロイター] - 原油先物価格はアジア時間序盤の取引で下落している。堅調な米雇用統計を受けた利下げ観測の後退でドルが上昇したことが背景。
北海ブレント先物と米WTI原油先物は、0036GMT(日本時間午前9時36分)までに、それぞれ0.04ドル安の1バレル=79.58ドルと、75.49ドルとなった。
米労働省が7日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比27万2000人増で、予想を大きく上回った。賃金の伸びも再加速し、労働市場の耐性を強調する内容だった。
ドル高が進むと、他通貨保有者にとって原油などドル建て商品が割高になる。
北海ブレント先物とWTI先物は先週、3週連続のマイナスとなった。石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国で構成するOPECプラスの10月からの自主減産縮小が供給増に拍車をかけるとの懸念が高まった。