大分県ドローン協議会、飛行評価装置「ドローンアナライザー」や物資輸送ドローン「TR-22」及びマッチングプラットフォームを展示[Japan Drone 2024]

大分県ではドローンやIoT、AI、ロボットなどの先端技術の研究開発に積極的に取り組んでいる。ドローンの産業振興事業は2017年4月から開始し、6月に大分県ドローン協議会を設立。ブースには年表が掲示され、活動の長さが一目瞭然となっていた。

飛行性能の評価装置「ドローンアナライザー」

7年以上に及ぶ活動で、ドローンに携わる県内事業者も増えてきている。Japan Drone 2024では県内事業者が共同で出展していた。ciRoboticsはドローンの飛行性能を評価する装置「ドローンアナライザー」のパネルと縮小模型を展示。ドローンを実際に飛行させることなく性能の検証ができるすぐれものだ。

物資輸送ドローン「TR-22」

また、独自開発する物資輸送に対応するドローン「TR-22」も紹介されていた。20kgまでの輸送が可能で、電動ウィンチも装備。地面に物資が設置されると自動でウィンチが開閉される機能も備えている。本機は大分県内で発生した大雨による土砂崩れで発生した孤立地域への輸送実績もある。

ドローンプラットフォーム・クロス

ドローンを活用したくても事業者の探し方がわからない。一方で、ドローン事業を営業したくても売り込み先が見つけられない。そんな事業者同士をマッチングするのが「ドローンプラットフォーム・クロス」だ。2020年からサービスを開始し、現在では岐阜県や福島県などでも採用事例が広がっている。

担当者は、次のようにコメントする。

具体的なサービスプランと見積金額が提示できるので、事業者さんが利用しやすくなっていると思います。最近需要が多いのは定点撮影。建設途中のビルやマンションを週に1回程度撮影して、変化がわかる動画を作成します。これからもニーズを取りこぼさすマッチングできるように取り組んでいます。

▶︎Japan Drone 2024

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