カブスの今永昇太投手(30)は9日(日本時間10日)に敵地シンシナティでのレッズ戦に先発し、6回2/3を5安打2失点、7三振1四球の好投で5月1日以来の6勝目(1敗)を挙げた。防御率1・96。チームは4―2で勝った。
3点の援護をもらって初回のマウンドに上がった。先頭フェアチャイルドをスプリットで空振り、2番デラクルスは初球を打たせて中飛、3番カンデラリオはスプリットで3球三振とわずか8球で終えた。2回二死から左前に安打されるも後続を抑えて無失点。
4―0の3回は先頭のマーリーに初球、真ん中高めの90マイル(約144・8キロ)のフォーシームを左翼席に運ばれるも3人続けて飛球を打たせて追加点は許さず。4~6回は1四球のみだった。
7回は3連打で1点を失うも打者走者を好返球で二塁でタッチアウト。続く左打者のフリードルからスイーパーで空振り三振を奪ったところで交代した。
高めのフォーシームとスプリット中心の組み立てでレッズ打線を封じた。開幕から9試合、無傷の5勝、防御率0・84と驚異のパフォーマンスを見せたが、直近5試合は白星に恵まれなかった。ここ2試合は7点、5点(自責点1)と大量失点し、本来の姿ではなかった。その悪い流れを断ち切り、チームの連敗を3で止めた。再び上昇カーブを描く。