イタリア、EURO前最後の一戦はフラッテージのボレー弾で勝利!…3戦連続無失点で本大会へ

国際親善試合が現地時間9日に行われ、イタリア代表とボスニア・ヘルツェゴビナ代表が対戦した。

連覇を目指すEURO2024に向けて調整を進めるイタリアは、直近で行われたトルコとの親善試合はスコアレスドローに終わったものの、2試合連続クリーンシートを記録。本大会前最後の強化試合はボスニア・ヘルツェゴビナとの顔合わせとなった。ルチアーノ・スパレッティ監督はジョルジーニョやニコロ・ファジョーリ、フェデリコ・キエーザらをスタメン起用。最前列にはジャンルカ・スカマッカが入っている。

最初の決定機は8分のボスニア・ヘルツェゴビナ。敵陣深い位置でリッカルド・カラフィオーリの横パスをカットしたハリス・ハイラディノビッチが右足で狙い澄ましたシュートを放つも、GKジャンルイジ・ドンナルンマが好セーブ。ピンチを凌いだイタリアは10分、ジョルジーニョの縦パスを起点に複数人が絡んだ見事な連携で中央を崩し、ゴール前の混戦からキエーザがフィニッシュに持ち込んだが、カバーに入ったDFのブロックに阻まれた。

その後は一進一退の攻防が続き、イタリアはスカマッカのポストプレーからフラッテージに、一方のボスニア・ヘルツェゴビナは直接FKからユスフ・ガジベゴビッチにチャンスが訪れるも決め切ることができない。次第に攻勢を強めるイタリアは38分、左に開いたキエーザがゴール前に柔らかいクロスを送ると、フリーで待ち構えていたのはフラッテージ。華麗なジャンピングボレーを突き刺し、先制に成功した。

1点リードで後半を迎えたイタリアは63分に追加点のチャンスが到来する。前線でのボール奪取を起点にアレッサンドロ・ボンジョルノがボックス内へ浮き玉のスルーパスを送ると、抜け出したのはスカマッカ。ワントラップから右足を振り抜くも、枠を捉えたシュートはGKケナン・ピリッチのスーパーセーブに阻まれた。

その後も優位に試合を進めるイタリアは73分、右サイドを持ち上がったアンドレア・カンビアーゾがゴール前へグラウンダーで折り返し、フリーのスカマッカが右足ダイレクトで合わせたが、再びGKピリッチにセーブされた。1点ビハインドのボスニア・ヘルツェゴビナは90+1分、フェデリコ・ディマルコのパスミスから決定機を迎えるも、GKドンナルンマが立ちはだかり同点弾とはならず。試合はこのまま1-0で終了した。

勝利したイタリアは3戦連続クリーンシートでEURO2024へ。グループBに入った本大会ではアルバニア、スペイン、クロアチアと対戦する。

【スコア】
イタリア代表 1-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ代表

【得点者】
1-0 38分 ダヴィデ・フラッテージ(イタリア代表)

【スターティングメンバー】
イタリア代表(3-4-2-1)
GK:ドンナルンマ
DF:ダルミアン、ボンジョルノ、カラフィオーリ
MF:ベッラノーヴァ(66分 ディマルコ)、ジョルジーニョ(65分 ペッレグリーニ)、ファジョーリ(65分 クリスタンテ)、カンビアーゾ、フラッテージ(76分 フォロルンショ)、キエーザ(77分 ラスパドーリ)
FW:スカマッカ(84分 レテギ)

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