DeepL、エンタープライズ企業特化型の言語AIソリューションを発表

DeepLは、企業向けの言語AIプラットフォームを拡張させた新たなソリューション「エンタープライズ企業向け DeepL(DeepL for Enterprise)」を発表した。

リリースの背景

DeepLは設立以来、AIベースのコミュニケーション技術に取り組んできた言語AIプロバイダー。DeepLが提供する翻訳と文書作成ソリューションは、言語に特化した独自AIモデルに準拠しているため、さまざまな活用事例で正確な翻訳を可能にし、偽情報や誤情報といったハルシネーションのリスクを低減する。

エンタープライズ企業向け DeepLは、大企業のためのさまざまな機能、新たな価格設定とパッケージングでの提供に加え、AIツールの導入と投資に対する測定をあと押しする。Forresterが2024年に実施した調査によると、DeepLを活用するグローバル企業は、345%の投資収益率(ROI)を達成し、翻訳時間の90%削減、翻訳作業量の50%削減を実現した。またDeepLのプラットフォームは、データ暗号化、ISO 27001およびSoc2 Type 2認証など、ユーザーデータを保護するエンタープライズグレードのセキュリティ対策により、企業活動におけるコンプライアンス維持を可能にする。

【主な機能】

  • 組織全体のナレッジワーカーに向けた導入障壁を低減する新たな価格設定とパッケージング
  • 企業特有の用語集を構築し、ブランドごとに異なる言語の標準化と一貫性を向上させるパーソナライズ機能
  • ビジネス上重要なコンテンツの保護に不可欠なエンタープライズ向けセキュリティ機能
  • ITチームによる一元管理を容易にするグローバルな展開と管理機能

エンタープライズ企業向け DeepLは現在、すべてのDeepL Proのサービス対象地域で利用可能。

DeepL 最高収益責任者/CRO David Parry-Jones(デイヴィット・パリー=ジョーンズ)氏のコメント

エンタープライズ企業のリーダーは、ビジネスにROIをもたらす有意義な方法としてAI戦略を策定し、実行する必要に迫られていますが、ニーズに合わないオープンソースや汎用モデルが市場にひしめく飽和状態に直面しています。また、機密性の高いビジネスデータを保護し、潜在的なサイバーセキュリティのリスクを軽減するためのコンプライアンス要件についても慎重に検討する必要があります。DeepLの専門的な言語AIプラットフォームは、その正確性、流暢性、セキュリティ、実証済みのROIにより、世界中の何万もの組織から信頼されています。「エンタープライズ企業向け DeepL」は、すでに実績のある当社のビジネス活用向けソリューションの自然な進化であり、大企業が直面するこれらの課題を解決し、時間の節約、コストの削減、ビジネスの成長を促進するためにAIを適切に導入できるように設計されています。

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