汗をかきやすい人が多い都道府県どこ? 2位沖縄県、3位山形県、1位は…遺伝子タイプで全国ランキング

汗をかきやすい遺伝子タイプが多い都道府県ランキング(ユーグレナ調べ)

 食品・化粧品開発企業のユーグレナは、汗をかきやすい遺伝子タイプが多い都道府県ランキングを発表した。2位は沖縄県、3位は山形県だった。さて、1位はどこ?

 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータを基にランキングを出した。このサービスでは、個人の遺伝子型を解析し、健康リスクや体質、祖先について350以上の項目に関し、どのような病気、体質の遺伝的傾向があるかを提供している。サービスの利用者の中から5万人以上のゲノムデータを解析した。

 汗をかく要因は「体温調節」「精神的緊張」「味覚刺激」の3つがあり、熱中症と係わりが大きいのが「体温調整」。人間は汗を出して体温を調節できるものの、体が暑さに慣れていない時期や体調が悪い時など、体温調節機能が弱っている時はうまく機能せず、熱中症のリスクが高まるとしている。

 2018年、東京女子医科大学などの研究グループが1万1千人以上の日本人女性を対象に行った調査で「SNP:rs10192375」という遺伝子型に「G」を持っているほど、汗をかきやすい傾向があることが分かったという。「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」には3つの遺伝子型があり「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」、「一般的なタイプ(遺伝子型:AG)」、「汗をかきにくいタイプ(遺伝子型:AA)」に分けられる。

 今回の調査では「汗をかきやすいタイプ」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化した。最も「汗をかきやすい遺伝子タイプ」の人の割合が高いのは秋田県(24.83%)で、2位沖縄県(24.49%)、3位山形県(23.17%)と続いた。福井県は22.51%で5位に入り、全国的に見ると汗をかきやすいタイプが多いようだ。同じ北陸エリアでは富山県が18.02%で42位、石川県は17.84%で44位だった。

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汗をかきやすい遺伝子タイプが多い都道府県ランキング

1位:秋田県(24.83%) 2位:沖縄県(24.49%) 3位:山形県(23.17%) 4位:島根県(23.03%) 5位:福井県(22.51%) 6位:岐阜県(22.35%) 7位:熊本県(21.92%) 8位:山口県(21.70%) 9位:鳥取県(21.60%) 10位:愛知県(21.50%) 11位:長野県(21.18%) 12位:福島県(21.05%) 13位:岩手県(20.84%) 14位:福岡県(20.56%) 15位:群馬県(20.52%) 16位:鹿児島県(20.49%) 17位:山梨県(20.48%) 18位:長崎県(20.43%) 19位:東京都(20.12%) 20位:青森県(20.03%) 21位:茨城県(20.02%) 22位:静岡県(20.01%) 23位:大分県(19.88%) 23位:北海道(19.88%) 25位:新潟県(19.84%) 25位:大阪府(19.84%) 27位:三重県(19.63%) 28位:愛媛県(19.52%) 29位:宮城県(19.30%) 30位:神奈川県(19.24%) 31位:広島県(19.23%) 32位:埼玉県(19.22%) 33位:栃木県(19.12%) 34位:千葉県(19.07%) 35位:兵庫県(19.01%) 36位:奈良県(18.92%) 37位:和歌山県(18.50%) 38位:佐賀県(18.38%) 39位:京都府(18.33%) 40位:高知県(18.21%) 41位:宮崎県(18.07%) 42位:冨山県(18.02%) 43位:石川県(17.84%) 44位:滋賀県(17.29%) 45位:岡山県(17.27%) 46位:徳島県(16.48%) 47位:香川県(15.07%)

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