by 大澤陽子
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外食するときの「あるある」で、メニューとにらめっこをしながら頭のなかでせっせと合計額を計算する……。だったら食べ放題に行ってみるのはどうだろう。予算を立てやすく、安心して注文できるのだから。今回は最近行った2軒を紹介したい。
韓すし(ワイキキ)
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2023年8月にアラモアナ通り沿いに開店した「韓すし」。コンドミニアム(ビル)の1階部分にあって、大工事を経てこのスペースに続々とカフェやアイスクリーム店、コリアンチキンやピザ店など、新しい飲食店がオープンしている。そんななかでオープン当初に行列ができて注目されたのが「韓すし」だった。名前のとおり「韓国の寿司かぁ」と思っていたのだが、寿司やBBQ、居酒屋メニューなどが揃う食べ放題という。
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外からは想像できなかったが、店内はスタイリッシュでゆったりしていた。大きな窓の向こうにはフォート・デ・ルッシー公園が広がっている。
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料金は、月~木曜15時までのランチタイムなら一人28.95ドルで食べ放題。ちょっとよいレストランに行くと一皿が29ドルということも十分あり得るハワイではお得だと思う。15時以降のディナーと金~日曜・祝日の全日が38.95ドル。
メニューには、握り、餃子や唐揚げ、天ぷら、カキフライ、カルビ、ステーキ、うどん、サラダなどがびっしり並んでいた。20ドルをプラスしたプレミアムにすると、刺身やカルパッチョ、一部の握りなどプレミアムメニューも食べ放題になる。
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「上質で低価格」がテーマといい、店内にある寿司カウンターでハワイ産マグロや北海道ホタテなどを使用した寿司を握っている。ビュッフェスタイルではなく、席でオーダーできるのが快適だった。握りのシャリが小さく、一品料理の量も少なめなので、いろいろなメニューを楽しめるのもいいと思った。
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飲み物は別料金だが、日本酒や韓国焼酎、カクテルなどのアルコールも豊富だった。
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全体的に日本と韓国などのアジアが溶け合ったフュージョン料理なので、これぞアメリカが表現するアジアの食べ放題を楽しめる。例えば、エビの天ぷらとカニを巻いてサーモンとアボカドを乗せた巻き寿司、刺身にハラペーニョとコチュジャンをトッピングした握りなどのユニークなメニューも結構イケる。骨付きカルビなどの肉類からうどんまで幅広いので、家族連れにもぴったりで、欧米からの旅行客も興味津々に食べていた。
マッカリービュッフェ(マッカリー)
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もっとディープなハワイに入り込みたいあなたには「マッカリービュッフェ」をご案内したい。ワイキキから25分くらい歩くが、一気にローカルなエリアとなる(夜は徒歩を控えよう。Uberで10ドルくらいで行ける)。歴史を感じさせる建物だが、店内がこぎれいなので安心した。
この動画のように、好きな肉を自分で取って、各テーブルに設置されたグリルで焼きながら食べる焼肉スタイル。サンチュもあるので肉を巻いて食べることもできる。
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骨付きリブやステーキ、豚バラ、薄切り肉など各種の肉が揃っている。自分のペースで焼きながら熱々を食べるのがやはり一番美味しい。無煙ではないので全身が焼肉臭になるが、それも楽しい(と思おう)。焼肉プレートも交換してくれるのでありがたかった。
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実は、この店のオーナーは寿司と焼肉プレートランチ店も経営していて、魚介の仕入れ経験が豊富なんだとか。上質のネタを使った寿司や刺身、ポケもビュッフェに並んでいるほか、揚げ物各種、焼き魚もあり、スープ、デザートまで盛りだくさんだった。
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ディナータイムは、テーブルで、うどんとそば、トッポギ、ハマチのカルパッチョ、手巻き寿司など数種類のメニューをオーダーでき、それらが食べ放題料金のなかに含まれる。
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最後に、焼肉でほてった体をクールダウンさせるにはアイスクリームを。ドールプランテーションのパイナップルのソフトクリームを自分で好きなだけサーブできる。これ、本当に美味しいのでお腹いっぱいでも別腹でぜひ。料金は、ランチタイムは(土曜と日曜のみ)大人が29.95ドル、10歳以下は22.95ドル。ディナーは大人が42.95ドル、10歳以下が32.95ドル。地元の家族が訪れる店なのでハワイのローカルな雰囲気も同時に楽しもう。