[キーウ 7日 ロイター] - ウクライナのマルチェンコ財務相は同国議員らとの会談で、政府が海外の債権者と200億ドルの債務の再編および一部債務減免について協議していると述べた。インタファクス・ウクライナ通信が7日報じた。
関係筋によると、民間債権者はウクライナ政府と限定的な協議を行っている。ただ、協議期間中に国際通貨基金(IMF)の公式データが入手できない見通しであるため、期間内に合意に至る可能性は非常に低い。
2022年2月のロシアによる侵攻の直後、ウクライナは外貨建ての債券について返済を2年間凍結することで債権者と合意した。凍結期間が終わる8月までに新たな合意にこぎ着けたい意向だ。
ウクライナのドル建てソブリン債は現在、2027─34年償還分の価格が額面1ドルに対して0.27─0.31ドルと、債務減免を織り込む価格で取引されている。