【虎に翼】重要シーンのベンチにネット「花岡公園」命名も 目黒蓮の「柏木公園」思い出す人続出

伊藤沙莉

10日のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、寅子(伊藤沙莉)の明律大同窓生で消息が途絶えていた轟(戸塚純貴)、よね(土居志央梨)が久々に登場。生きて戦後を迎えていた。

轟とよねは、かつて寅子らと昼食をともにするなどした公園で、空いているベンチに座らず、近くの石段に腰かける。続く回想シーンで、そのベンチに明律大仲間で職業理念に忠実なあまりヤミ食料を拒んで栄養失調死した判事・花岡(岩田剛典)と寅子が並んで座る姿が映った。轟らは花岡をしのんだのだった。

この公園では最近、寅子が花岡と偶然の再会を果たした。人の組み合わせを変えながら、重要な場面の舞台として視聴者の目に焼きついている。X(旧ツイッター)では2022年度後期の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で話題になった「柏木公園」を連想する投稿が相次いだ。

この公園はヒロインの舞(福原遥)と恋人の柏木(目黒蓮)が別れた場所で、舞と貴司(赤楚衛二)が互いの思いを告白する舞台にもなる。柏木の名にちなんだ視聴者による命名だが、今回「このベンチもなんか『柏木公園』的な名称がつきそうな気がする」などと関心を集めている。

ベンチには寅子の亡き夫・優三(仲野太賀)も腰かけており、「優三公園」「優三ベンチ」とのネーミングも。それより多く見られるのは「花岡公園」「花岡ベンチ」。白装束で楽器を鳴らす傷病元兵士とセットになっている公園ベンチ描写。今後はどんなシーンを生みだすのか…。

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