マクロン仏大統領、解散総選挙を発表 欧州議会選で極右台頭は「欧州にもフランスにも危険」

欧州連合(EU)加盟27カ国で6~9日、欧州議会選挙(定数720)が実施された。開票が進められており、9日夜の初期の推計速報では、中道右派の「欧州人民党(EPP)」が議席を伸ばし、第1会派を維持する見通しとなった。極右政党が議席を増やし大勝が見込まれているフランスでは、エマニュエル・マクロン大統領が議会下院の解散を発表した。

フランスでは出口調査の結果、マリーヌ・ル・ペン氏率いる極右「国民連合」が、マクロン大統領の与党連合に歴史的勝利を収める見通し。これを受けてマクロン氏は、国民議会(下院)を解散すると発表した。総選挙の1回目投票は今月30日、2回目は7月7日になるという。

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