アット東京、顧客拠点からクラウドへの閉域接続をワンストップで提供する「ATBeXクローズドアクセス Type-A」を発表

by 三柳 英樹

株式会社アット東京は7日、アルテリア・ネットワークス株式会社との協業により、アット東京のネットワークサービスプラットフォーム「ATBeX」を活用した新サービス「ATBeXクローズドアクセス Type-A」の販売受付を開始すると発表した。サービス提供開始は2024年秋予定。

アット東京では、政府のガバメントクラウドや民間企業の基幹業務システムのクラウド移行が進む中、契約帯域と冗長構成を確保したクラウド閉域接続のニーズが高まっていると説明。そうしたニーズに対応するため、ATBeXクローズドアクセス Type-Aは、2つの経路で接続した専用線による帯域確保・冗長構成のクラウド閉域接続を、顧客拠点からワンストップで提供する。

サービスはアルテリアのアクセス回線サービスを利用し、顧客拠点からのアクセス回線を「専有型」と「共有型」の2種類で提供する。

「専有型」は、大都市圏におけるデータの大容量化に対応し、各種クラウドまでの全区間で1Gbpsの通信帯域を確保できる。「共有型」は、専用線の提供エリア外においてもアルテリアの各種アクセス回線(フレッツ光など)により日本全国から利用でき、ガバメントクラウド接続のバックアップ回線としても活用できる。また、東日本・西日本エリアの独立した冗長構成による広域災害対策も低コストで実現できる。

ATBeXクローズドアクセスType-A サービス概要図

サービスでは、クラウド接続に必要なBGPルーターやトラフィックレポートを標準で提供。クラウド接続は契約帯域に応じた料金で、クラウド接続回線は50Mbpsから1Gbpsまで必要に応じて選択可能。冗長構成標準で提供し、帯域確保型、SLAも付帯する。

アット東京は、柔軟なコネクティビティを提供するデータセンター事業者として、今後も顧客の課題解決に貢献できるよう、ATBeXクローズドアクセスType-Aをはじめとしたサービスプラットフォームをさらに拡張していくとしている。

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