ソフトバンク、法人向けのドローンサービス「SoraBase」を発表。日本初公開の韓国ドローンも展示[Japan Drone 2024]

法人向けのドローンサービス「SoraBase」

今回発表された「SoraBase」は、株式会社アミューズワンセルフなど国産ドローンなどを販売する他、飛行代行サービスやドローンを活用した測量・点検などのソリューションを一括で提供するという内容だ。

SoraBaseは、目視外飛行を前提とした遠隔制御サービスを目指しているという。たしかに目視外飛行にはLTEなど通信手段が必要であり、通信会社にとって回線を増やすことができるので、理にかなった戦略だ。

ただソフトバンクのドローン用5G・LTEの上空通信サービスはまだ提供されておらず、来年の予定だという。

UTMは日立製作所のシステムを連携して利用する。すでにソフトバンクの遠隔からドローンを制御するシステム「CloudGCS」と日立製作所のUTMとのシステム連携の検証を実施しており、成功裏に終わったとしている。

韓国ドローン「AiDEN by NEARTHLAB」

今年のCESで発表された最新ドローンだ。実機ではなくモック展示だが、来年の販売を予定している。クラウド連携を前提としたドローンであり、データは随時クラウドと同期されるという。またドローンポートでの運用も可能だ

https://www.drone.jp/special/2024011111035779398.html

AI搭載を謳っており、Ai搭載によって学習コストが下がれば、ドローンの社会実装がより進んでいくだろう。来年は、小型の空撮・点検用ドローンとして、選択肢に上がってくるかもしれない。

やっと日本の大手通信会社のひとつであるソフトバンクのドローン戦略が少しずつ見えてきた。他社との差別化を意識しながら、ソフトバンクグループのネットワークをつかって、ドローンの社会実装を進めていくとしている。

▶︎Japan Drone 2024

© 株式会社プロニュース