kintone業務をサポート「Associate AI Hub for kintone」β版リリース

企業と顧客をつなぐDXクラウドサービスを展開するショーケースが設立した「ショーケース LLM Labs」は、サイボウズが提供する「kintone(キントーン)」での業務をサポートするAIアシスタント「Associate AI Hub for kintone」のβ版をリリースした。

開発の経緯

ショーケースは、2022年12月にサイボウズオフィシャルパートナー(プロダクト)への認定を機に、「おもてなしSuite for kintone View」などの新機能開発を軸にkintoneユーザーの利便性向上を目指している。

2023年5月に昨今の生成AIの急速な発展を受けて、大量のテキストデータによって学習するLLM(自然言語処理モデル)を活用した新規プロダクト開発、協業企業との概念実証(PoC)、LLM導入コンサルティングを行う目的で、「LLM Labs」を立ち上げた。

昨年11月には「kintone」の拡張システムとして、「kintone」ユーザーのさまざまな業務をAIがアシストする「Associate AI Hub for kintone」のプロトタイプをサイボウズのイベントにて発表。このたび、β版リリースに至った。

「Associate AI Hub for kintone」とは

「Associate AI Hub for kintone」は、kintone内のアプリを作成したり、JavaScriptを活用した開発を可能にする、生成AIを活用したkintone専用のアシスタント機能。

自然言語インターフェース(NLUI)を用いて、AIをさまざまな用途で操作する。これまでマウスやキーボードで操作していた内容を、テキスト入力、または音声入力による対話形式でAIに代理操作させる。

kintoneアプリの作成やプログラミングコードの生成など、これまでkintoneユーザーが行ってきた操作をAIが代理で実行することで、複数の業務を並列に実行し効率化を推進、労働力不足などの社会課題の解消・軽減に貢献する。

リリースするβ版では、JavaScriptを活用したカスタマイズ開発をアシストするコード生成機能から提供を開始する。

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